掘り出し物から新鮮な食材まで
アリーグル市場は、青果市場と蚤の市、屋根付き市場には肉屋、チーズ屋、魚屋など、3つの市場が一体となったパリで最もユニークな市場です。パリの息吹を感じたいなら、訪れる価値があります。
バスティーユ広場とナシオナル広場の間にあるボーヴォー市場は、市場のある広場の名前からアリグル市場とも呼ばれ、週6日開催されています。マーケットは、ボーヴォーのマーケットホールの屋根付き部分と、アリーグル広場、そして隣接する通りで開催されます。
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屋根付き市場は、建築好きにはたまらない美しいホールで、花、果物、野菜、肉、チーズなど、パリで手に入るあらゆる食材が、色とりどりに並んでいます。マーケットホールでは、値段は高いですが、周辺のショップよりも洗練された商品が並びます。
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青空市場は広場で開催され、アリーグル通りにも広がっています。アリグル通りは、新鮮で多様な果物や野菜を手頃な価格で売る屋台でいっぱいの通りで、世界中の食材が手に入ります。
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デリカテッセン、チーズセラー、魚屋などの食品店が軒を連ねています。あらゆる食べ物が手に入ります。肉やデリカテッセンよりも野菜や果物の方が多いのですが、値段はパリで最も安く、何でも揃います。地方の特産品も買えます。
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この通りを散策すれば、パリの食文化の一端に触れることができるはずです。
アリーグル市場は食べ物がメインとはいえ、広場からダリグル通りを下ったところにあるマーケットでは、食器、絵画、ランプなどのビンテージ品、古着屋、きれいな花を売る屋台など、さまざまなお店が軒を連ねています。
この市場では、インド、アジア、アフリカの製品も買うことができます。特に日曜日のランチタイムは、一番お得な商品を見つけることができます。
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早い時間帯に来店すると品揃えが良く、遅い時間帯に来店すると値段の交渉がしやすいでしょう。
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そして、12個の美味しい牡蠣を白ワインと一緒に味わうなら、この地区の名店、バロン・ルージュに行きましょう。
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1860年代にパリ12区に指定される以前は、フォーブール・サン・アントワーヌと呼ばれる郊外でした。フォーブールは郊外、サン・アントワーヌはこの地にあった修道院に由来します。
当時、アリグル市場はフォーブルの主要な食料供給源であると同時に、彫刻家、金箔職人、研磨職人、家具職人などの職人たちが商品を売る場所でもありました。職人たちがこの界隈に集まっていた時代は、現在もこの界隈に残る家具店にも反映されています。
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その後、20世紀初頭にリヨン駅が開業すると、マルセイユから列車でやってきた北アフリカの移民たち(マグレバン)がこの地域に集まるようになりました。その中には、アリーグルに市場の屋台を構える人もいました。実際、現在のアリーグル市場の出店者のほとんどは、家業を継いだ3~4代目の出店者です。
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アラビア語とフランス語が混ざり合う声は、アリーグル市場のスピリットなのです。
現在では、村のようなコスモポリタンな雰囲気があり、今でもパリ中のパリジェンヌを魅了しています。
アリーグル蚤の市のYoutube動画
基本情報
名前 | アリーグル蚤の市 / Marché d’Aligre |
開催日 | 月曜日を除く毎日 |
時間 | 8 a.m. – 1:30 p.m. |
入場料 | 無料 |
取り扱い商品 | 布地、装身具、古書、絵画、古着、彫刻 |
住所 | 15 pl Aligre, 75012 Paris, France |
詳細 | 公式ホームページ |
地図
場所:アリーグル広場、アリグル通り、フォーブール・サン・アントワーヌ通りとシャラントン通りの間。地下鉄8号線「Ledru Rollin」駅で下車。
アリーグルは、クレミュー通りの近くに位置しています。リヨン駅やヴィアデュック・デ・ザールからほど近く、同名のアリグル通り(rue d’Aligre)が345メートルにわたって広がっていることでも知られています。
アンティークバイヤーのみさきです。好きな言葉は「百聞は一見に如かず」