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アウトドアウェア・ブランド25選!人気ブランドを厳選

街でも山でも!おしゃれなアウトドアウェアブランド25選

スタイルと機能性を両立するアウトドアウェア特集

アウトドア活動が年々人気を集める中、適切なウェアの選択は快適さと安全性を確保する上で欠かせません。本記事では、世界中のアウトドア愛好家から支持を得ている25のトップブランドを紹介します。

これらのブランドは、革新的な技術、高品質な素材、そして機能性とスタイルの絶妙なバランスで知られています。

パタゴニアやザ・ノース・フェイスといった老舗ブランドから、アークテリクスやマムートのような専門性の高いブランド、さらにはREI Co-opやL.L.Beanのようなアメリカンアウトドアの象徴的存在まで、幅広い選択肢を網羅しています。

各ブランドは独自の強みを持っており、例えばコロンビア・スポーツウェアは幅広い製品ラインナップで、サロモンは高機能なトレイルランニングギアで、フェールラーベンは北欧らしい洗練されたデザインで、それぞれ特徴づけられています。

また、カナダ・グースやモンクレールのような高級アウトドアウェアブランドから、グラミチやクラグホッパーズのようなカジュアルでスタイリッシュなブランドまで、様々なニーズや好みに対応できるラインナップとなっています。

本記事では、これら25ブランドの特徴、主力製品、そして各ブランドがアウトドアシーンにもたらす独自の価値を詳しく解説していきます。初心者からベテランまで、あらゆるアウトドア愛好家の方々にとって、理想的なウェア選びの指針となることを目指しています。

 

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パタゴニア

パタゴニア(Patagonia)は、1973年にイヴォン・シュイナード氏によって設立されたアメリカのアウトドア衣料品メーカーです。創業当初から環境保護への意識が高く、「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」という理念を掲げています。

パタゴニアの製品は、クライミング、サーフィン、スキー、スノーボードなど、様々なアウトドアアクティビティに対応するウェアやギアを展開しています。高品質で耐久性のある製品を提供することに重点を置いており、多くのアウトドア愛好家から支持されています。

環境保護への取り組みとして、1985年から売上の1%を環境団体に寄付する「1% for the Planet」に参加しています。また、古くなったパタゴニア製品を回収し、修理・再販するプログラム「Worn Wear」を展開するなど、循環型経済への移行を促進しています。さらに、多くの製品にリサイクル素材を使用し、再生可能エネルギーの利用や森林再生プロジェクトへの投資など、多岐にわたる活動を行っています。

パタゴニアは、環境保護への取り組みだけでなく、革新的な製品開発でも知られています。アウトドアウェアにリサイクルポリエステルを使用する先駆けとなり、1980年代にはアウトドアウェアに鮮やかな色を取り入れるなど、業界に新たな風を吹き込んできました。1985年に開発した独自のフリース素材「シンチラ」は、現在でも多くのファンに愛されています。

企業の責任として、サプライチェーンの透明性と公正な労働条件の確保にも力を入れています。製品の製造過程で環境や社会に悪影響を与えないよう、継続的な改善に取り組んでいます。

パタゴニアは、その特徴的なロゴと高品質な製品、そして環境保護への強い信念から、世界中で高いブランド認知度を誇っています。近年では、年間約6億ドルの収益を上げ、世界中で2,000人以上の従業員を雇用するなど、ビジネスとしても成功を収めています。

2022年には、創業者であるイヴォン・シュイナード氏が、パタゴニアの所有権を気候変動対策に専念する信託および非営利団体に移譲しました。この決断は、環境保護を最優先するパタゴニアの姿勢を改めて示すものであり、世界中から大きな注目を集めました。

パタゴニアは、高品質な製品、環境保護に対する強い信念、そして革新的なビジネス手法を組み合わせることで、アウトドア衣料業界のリーダーとしての地位を確立しています。同社の活動は、持続可能な社会の実現に向けた模範として、多くの企業に影響を与えていると言えるでしょう。

 

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ザ・ノース・フェイス

ザ・ノース・フェイス(The North Face)は、1966年にアメリカ・サンフランシスコで創業されたアウトドアブランドです。当初は小さな登山用品店でしたが、高品質で革新的な製品を提供することで、世界中のアウトドア愛好家から信頼されるブランドへと成長しました。

ブランド名は、北半球の最も寒く過酷な山の北壁に由来しています。これは、どんな困難な状況にも耐えうる高機能な製品を提供するという、創業当初からの強い意志を表しています。

ザ・ノース・フェイスは、登山、ハイキング、トレイルランニング、スキー、スノーボードなど、幅広いアウトドアアクティビティに対応するウェア、フットウェア、そして装備を提供しています。特に、マウンテンジャケット、ヌプシジャケット、そしてジオデシックドームテントなどは、ブランドを代表する人気商品として知られています。

革新性もザ・ノース・フェイスの特徴です。1977年には、世界で初めてアウターウェアにGORE-TEXを採用しました。さらに、近年ではナノスピニング技術を用いた透湿防水素材「FUTURELIGHT™」を開発するなど、常に新しい技術を追求しています。また、環境問題にも積極的に取り組み、多くの製品にリサイクル素材を使用するなど、持続可能な社会の実現にも貢献しています。

象徴的なハーフドームロゴは、ヨセミテ国立公園のハーフドームにインスパイアされたもので、ブランドのアイコンとして世界中で広く認識されています。「Never Stop Exploring™」というスローガンは、冒険心と探求心を刺激し、多くの人々に愛されています。

ザ・ノース・フェイスは、アウトドア愛好家だけでなく、ファッションアイテムとしても人気があります。近年では、ストリートファッションにも取り入れられるようになり、幅広い層から支持されています。

持続可能性への取り組みも強化しており、2025年までにアパレル製品、2030年までにフットウェアおよび装備品において、100%リサイクル素材、責任を持って調達された素材、または再生可能素材を使用することを目標としています。さらに、2025年までに使い捨てプラスチック包装を廃止することを目指すなど、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

世界50カ国以上に展開し、5,000以上の店舗で製品を販売しています。本社は、2020年にカリフォルニア州アラメダからコロラド州デンバーに移転しました。

創業以来、数々の著名なアスリートや探検家を支援しており、1978年には女性のみによる初のアンナプルナ登頂を、1990年には南極大陸横断国際遠征隊をサポートしました。このような活動を通じて、人類の冒険と探求を応援しています。

近年では、「We Play Different」キャンペーンを通じて、ブランドの冒険精神を強調しています。中国では「Face The North Face」キャンペーンを展開し、アウトドア愛好家だけでなく、都会に住む人々にもブランドの魅力を発信しています。

ザ・ノース・フェイスは、高品質な製品、革新的な技術、そして持続可能性への取り組みによって、アウトドア業界をリードする存在です。これからも、世界中の人々の冒険心を刺激し、自然との繋がりを深めるブランドとして、進化を続けていくでしょう。

 

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アークテリクス

アークテリクス(Arc’teryx)は、1989年にカナダ・ブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーで誕生したアウトドアブランドです。当初はRock Solid Manufacturingという社名で、クライミングハーネスの製造からスタートしました。

その後、1991年にブランド名をアークテリクスに変更。これは、進化を象徴する始祖鳥からインスピレーションを得たもので、常に革新を追求するブランドの姿勢を表しています。

アークテリクスは、高機能な素材と革新的なデザイン、そしてミニマルな美しさを追求した製品で知られています。その品質と性能は、過酷な環境に挑むクライマーやアウトドア愛好家から高く評価されています。

ブランドロゴには、始祖鳥の化石が採用されており、これもまた、アークテリクスが追求する進化と品質を象徴しています。

アークテリクスは、数々の革新的な製品を生み出してきました。1991年には、人間工学に基づいた3Dデザインを採用したVaporクライミングハーネスを発表し、業界に大きな衝撃を与えました。

1998年には、防水性・透湿性に優れた素材GORE-TEX® を採用し、革新的な技術を搭載したアウターウェア、Alpha SVジャケットを発売。さらに、1999年には、止水ジッパーWaterTight™ジッパーを開発するなど、素材や技術の開発にも積極的に取り組んでいます。

1990年代には、生地を圧着することで縫い目をなくすサーモラミネーション技術をいち早く導入し、軽量化と耐久性の向上を実現しました。

製品ラインとしては、登山やクライミング、スキー、トレイルランニングなど、様々なアウトドアアクティビティに対応するウェアやギアを展開するメインラインに加え、都会的なデザインと機能性を融合させた高級ライン「Veilance」、そして軍や法執行機関向けの専門ライン「LEAF」があります。

アークテリクスは、製品の製造にもこだわりを持っています。ノースバンクーバーには、243,000平方フィートを誇る自社工場「Arc’One」を所有し、厳格な品質管理のもとで製品を生産しています。

また、本社近くの山々で試作品をテストするなど、実用性を重視した製品開発を行っています。さらに、最高の素材を調達するために、世界中のサプライヤーと長期的なパートナーシップを築いています。

近年では、持続可能性にも力を入れており、2050年までに事業活動におけるネットゼロ排出量達成という野心的な目標を掲げています。2022年を基準に、事業活動による排出量を90%、バリューチェーンによる排出量を42%削減することを目指し、再生可能エネルギーの利用やリサイクル素材の導入を推進しています。

また、製品の寿命を延ばすための修理サービスやリコマースプログラム「ReGEAR」を拡大するなど、循環型経済への移行にも貢献しています。

アークテリクスは、高品質で高価格帯のブランドとして、アウトドア愛好家から絶大な支持を得ています。近年では、その機能性とデザイン性が評価され、都市部でもファッションアイテムとして人気が高まっています。

最近では、カナダのクライミング用品メーカーであるエスカレード社と提携し、国内レベルの競技クライミングを支援するなど、コミュニティへの貢献にも力を入れています。

また、技術的なパフォーマンスを重視しながらも、ストリートウェアのトレンドを取り入れた製品開発を行うなど、常に進化を続けています。

アークテリクスは、革新的な技術、高品質な素材、そして洗練されたデザインによって、アウトドア業界を牽引するブランドです。今後も、その進化から目が離せません。

 

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コロンビア・スポーツウェア

コロンビア・スポーツウェア(Columbia Sportswear)は、1938年にアメリカ・オレゴン州ポートランドで創業した、長い歴史を持つアウトドアブランドです。当初は家族経営の帽子会社でしたが、後にアウトドアウェアへと事業を拡大し、現在では世界中で愛されるブランドへと成長しました。

コロンビアスポーツウェアは、高品質ながらも手頃な価格のアウトドアウェアを提供することで知られています。 その製品は、耐久性、快適性、そして機能性に優れており、初心者からベテランまで、幅広いアウトドア愛好家に愛用されています。

同社の革新的な技術も大きな魅力です。体温を反射して保温性を高めるオムニヒートリフレクティブや、優れた防水透湿性を誇るオムニテックなど、独自のテクノロジーを開発し、快適なアウトドア体験をサポートしています。

1986年には、アウタージャケットとインナーフリースをジッパーで連結できるインターチェンジシステムを開発し、画期的なシステムとして話題を呼びました。このシステムは、現在でも多くのブランドに影響を与えています。

コロンビアスポーツウェアは、常に時代のニーズを捉え、新しい技術を開発することで、アウトドア業界をリードしてきました。2010年には、体温を反射して保温性を高めるオムニヒートリフレクティブテクノロジーを導入し、軽量でありながら高い保温性を実現しました。

さらに、独自の防水透湿素材アウトドライや、ストレッチ性と保温性を兼ね備えたオムニフリーズゼロなど、革新的な技術を次々と開発しています。

近年では、環境問題への取り組みも強化しています。2030年までに、製品に使用する素材を100%リサイクル素材、責任ある調達による素材、または再生可能な栽培素材に切り替えることを目標としています。

また、温室効果ガスの排出量削減にも積極的に取り組み、サプライチェーン全体での環境負荷低減を目指しています。

コロンビアスポーツウェアは、世界90カ国以上で製品を販売しており、2022年の純売上高は34億ドルを超えています。その顧客層は、本格的なアウトドア愛好家から、週末に自然を楽しむカジュアルなユーザーまで、多岐にわたります。

近年では、若い世代やアウトドア初心者をターゲットにした製品開発にも力を入れており、さらなる市場拡大を目指しています。

コロンビアスポーツウェアは、製品開発だけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。2022年には、300万ドル以上を慈善団体に寄付しました。

また、プラネット・ウォーター財団と提携し、世界で安全な水を利用できない人々に、きれいな水へのアクセスを提供する活動も支援しています。さらに、製造工場で働く人々の労働環境改善にも取り組んでいます。

コロンビアスポーツウェアは、革新的な技術、手頃な価格、そして持続可能性への取り組みをバランス良く実現することで、世界中の人々に愛されるブランドへと成長しました。これからも、高品質で革新的な製品を提供し続け、人々のアウトドアライフを豊かにしていくことでしょう。

 

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マーモット

マーモット(Marmot)は、1974年にアメリカのカリフォルニア大学サンタクルーズ校の学生によって設立されたアウトドアブランドです。彼らは当初、マーモットクラブという登山愛好家のための社交クラブを結成し、その活動の中で自分たちが必要とする高品質なギアを自ら作り始めたことが、ブランドの始まりです。

マーモットというブランド名は、社会性を持つことで知られるマーモットというリスの仲間から名付けられました。これは、アウトドアの楽しみを仲間と分かち合うという精神を表しています。

マーモットは、高品質なアウターウェア、寝袋、テントなどを専門としており、過酷な環境にも耐えうる高い機能性と耐久性を備えた製品を提供しています。特に、極寒の地でも高い保温性を発揮するダウンジャケットや寝袋は、多くの登山家や冒険家から信頼されています。

革新的な技術もマーモットの強みです。1976年には、いち早くアウトドアウェアにゴアテックスを採用し、防水透湿素材のパイオニアとして業界をリードしてきました。

さらに、独自の防水透湿素材MemBrain®やEVODry®を開発するなど、常に新しい技術を追求しています。近年では、独自の断熱技術WarmCube™を導入し、保温性と軽量性を両立した製品を開発。その革新性が高く評価され、ウェストリブパーカやガラティン20°スリーピングバッグは、ISPOアワードを受賞しました。

環境問題への意識も高く、持続可能な素材の使用に力を入れています。リサイクル素材を積極的に採用し、有害なフッ素化合物を使用しないPFCフリーのDWR(耐久性撥水)コーティングを開発するなど、環境負荷の低減に貢献しています。

また、人気のレインウェア「PreCip」を環境に配慮した素材にアップデートしたPreCip ECOラインを展開するなど、地球環境への影響を最小限に抑えるための努力を続けています。

マーモットは、高機能な製品と革新的な技術によって、アウトドア愛好家から高い評価を得ていますが、大手ブランドと比べると、一般消費者への認知度はまだ高くありません。

しかし、近年ではブランドの再ポジショニングを行い、従来の「苦しみ」を伴うようなハードなイメージから、アウトドアの楽しさや喜びをより強調する方向へと転換しています。

また、新たなアウトドア愛好家や、様々なアクティビティを楽しむマルチスポーツ愛好家をターゲットとした製品開発にも力を入れています。

マーモットは、これからも高品質で革新的な製品を提供することで、より多くの人々にアウトドアの魅力を伝えていくでしょう。50周年を迎え、新たなステージへと進むマーモットの今後の展開に、期待が高まります。

 

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マムート

マムート(Mammut)は、1862年にスイスで創業した、160年以上の歴史を持つ老舗アウトドアブランドです。 Kaspar Tannerによって設立された当初は、ロープ製造会社としてスタートしました。その後、時代の変化とともに事業を拡大し、登山用品、ウェア、フットウェアなど、幅広いアウトドア製品を提供するようになりました。

マムートは、その長い歴史の中で、常に高品質で革新的な製品を生み出してきました。クライミングロープ、ハーネス、ウェア、バックパック、そしてアバランチセーフティギアなど、その製品ラインナップは多岐に渡り、どれも高い機能性と信頼性を誇っています。

特に、登山やクライミング、スノースポーツといったアルパインスポーツの分野においては、世界中のプロフェッショナルから厚い信頼を得ています。

マムートの製品開発における革新性と技術力は、業界でも高く評価されています。2023年と2024年には、ISPOアワードを連続受賞するなど、その実力は折り紙付きです。最新のテクノロジーを駆使し、軽量化、耐久性向上、快適性向上など、常にユーザーのニーズに応える製品開発を行っています。

マムートは、グローバルに事業を展開しており、世界40カ国以上で製品を販売しています。子会社、代理店、販売店を通じて、世界中のアウトドア愛好家に製品を届けています。

従業員数は約800名で、近年では北米市場での成長に力を入れており、2028年までに北米での売上高1億ドルを目指しています。

環境問題への取り組みも積極的に行っており、2002年から持続可能性に注力しています。国連気候変動ファッション産業憲章に署名し、2030年までに二酸化炭素排出量を30%削減、2050年までに排出量ゼロを目標として掲げています。

また、氷河の後退問題に対する意識を高めるために「Together for Glaciers」キャンペーンを実施するなど、地球環境の保全にも貢献しています。

2021年には、ロンドンを拠点とする投資会社Telemos Capitalに買収され、新たな経営体制の下でさらなる成長を目指しています。スキーリゾートや北米市場でのブランドプレゼンス向上に注力し、2025年春夏向けにはフットウェアラインを刷新するなど、常に市場のニーズを捉えた戦略を展開しています。

マムートは、プレミアムで高性能なブランドとしての地位を確立しており、そのマーケティング戦略も、高品質な製品を求めるコアなアウトドア愛好家層に焦点を当てています。

特に、リゾート地にある専門性の高いアウトドアショップでの展開を重視しています。また、近年ではEコマースにも力を入れており、現在では売上の約25%をオンラインで占めています。

マムートは、スイスの伝統と革新性を融合させ、高品質で高機能な製品を提供し続けることで、世界中のアウトドア愛好家から支持されています。これからも、持続可能性を重視しながら、安全で快適なアウトドア体験を提供するブランドとして、進化を続けていくでしょう。

 

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サロモン

サロモン(Salomon)は、1947年にフランス・アルプスで生まれたアウトドアブランドです。創業者のフランソワ・サロモンは、スキーが大好きな一家の中で育ち、自身もスキーのエッジを製造する小さな工房を始めました。これがサロモンの始まりです。

当初はスキー用品の製造に特化していましたが、その技術力と革新性を武器に、徐々に事業を拡大していきました。1972年にはスキー用ビンディングの主要メーカーとなり、1970年代後半から1980年代初頭にかけてスキーウェアとスキーブーツの分野にも進出しました。

そして1990年代に入ると、ハイキングやトレイルランニングといった新たな分野にも参入し、現在では総合的なアウトドアブランドとして世界中で高い評価を得ています。

サロモンの製品は、トレイルランニングやハイキングシューズを中心に、アパレル、バックパック、スキー用品など、多岐にわたります。どの製品にも共通するのは、高い機能性と革新的な技術です。

例えば、サロモンが開発したクイックレース®システムは、靴紐を簡単に締めたり緩めたりできる画期的なシステムとして、多くのランナーから支持されています。また、足の動きに合わせてフィット感を調整するSensiFit™や、衝撃吸収性に優れたEnergyCell™など、独自のテクノロジーを開発し、快適で安全なアウトドア体験を提供しています。

サロモンは、「Time to Play」をスローガンに、遊び心と探求心を大切にするブランドです。その革新的な製品は、常にアウトドアの限界に挑戦するアスリートたちによってテストされ、改良が重ねられています。

アヌシーにあるデザインセンターでは、世界トップクラスのアスリートとデザイナーが協力し、高性能でスタイリッシュな製品を生み出しています。

近年では、スポーツスタイルカテゴリーを立ち上げ、パフォーマンスと都会的なスタイルを融合させた製品を展開しています。これは、アウトドアシーンだけでなく、日常でもサロモンの製品を楽しんでほしいという思いから生まれたものです。

持続可能性にも積極的に取り組んでおり、環境負荷の少ない素材や製造方法を研究しています。例えば、TPU素材を使用した完全リサイクル可能なランニングシューズのコンセプトを発表するなど、未来を見据えた取り組みを行っています。

サロモンは、世界中のアウトドアコミュニティとも積極的に関わっています。ゴールデントレイルシリーズのような世界的なトレイルランニングレースのスポンサーを務めるだけでなく、サロモンTVを通じてアスリートのストーリーやトレーニングのアドバイスを発信しています。

また、「ハウ・トゥ・トレイル・ラン」ワークショップを開催し、初心者から経験者まで、多くの人がトレイルランニングを楽しめるようにサポートしています。

近年では、Sportstyleラインを通じて、都市部やストリートウェア市場にも進出しています。ファッションブランドやデザイナーとのコラボレーションも積極的に行い、新たな顧客層を獲得しています。

サロモンは、創業以来、スキーからトレイルランニング、そして様々なアウトドアアクティビティへと、その領域を拡大してきました。しかし、どんな時も変わらないのは、革新性と品質へのこだわり、そしてアウトドアを楽しむ心を大切にする姿勢です。サロモンは、これからも世界中の人々に、自然と触れ合い、遊び、そして挑戦する喜びを提供してくれるブランドでしょう。

 

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ブラック・ダイヤモンド

ブラック・ダイヤモンド(Black Diamond Equipment)は、クライミングやスキー、マウンテンスポーツに特化したアメリカのアウトドアブランドです。その歴史は、1950年代後半にイヴォン・シュイナード氏が創業したChouinard Equipment(後のパタゴニア)にまで遡ります。当時の従業員たちが、その精神を引き継ぎ、1989年に設立したのがブラックダイヤモンドです。

ブラック・ダイヤモンドは、クライマーやスキーヤーにとって欠かせない、高品質で信頼性の高いギアを提供することで知られています。カラビナ、ハーネス、クライミングプロテクション、ビレイデバイス、ヘルメットといったクライミング用品から、スキー、スノーボード、雪崩安全対策用品まで、幅広い製品をラインナップしています。

革新的な製品開発もブラックダイヤモンドの大きな特徴です。世界初のバネ式カムデバイス「カマロット」は、クライミング界に革命をもたらしました。

また、マグネトロンカラビナは、片手で操作できる画期的なカラビナとして、多くのクライマーから支持されています。さらに、雪崩事故から人命を守るための雪崩安全器具「アバランチビーコン」も開発するなど、常に安全性を追求した製品を提供しています。近年では、3Dプリンティング技術を導入し、迅速なプロトタイプ作成と製品開発を実現しています。

ブラック・ダイヤモンドは、ユタ州ソルトレイクシティに本社と製造施設を構えています。この地は、ワサッチ山脈の麓に位置し、雄大な自然に囲まれた環境です。製品開発においては、社員自らがフィールドテストを繰り返し、実用性を重視した製品作りを行っています。

また、オーストリアのインスブルックにもグローバルオフィスを置き、ヨーロッパ市場への展開も強化しています。さらに、2006年には、中国珠海に製造・流通拠点としてBlack Diamond Equipment Asiaを設立し、グローバルな生産体制を構築しています。

環境問題にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指しています。本社では太陽光発電システムを導入するなど、エネルギー効率の高い取り組みを実施しています。

また、Outdoor Industry AssociationのClimate Action Corpsにも参加し、業界全体で環境問題に取り組む姿勢を示しています。製品のパッケージや一部製品にはリサイクル素材を使用するなど、環境負荷の低減にも努めています。

ブラック・ダイヤモンドは、クライミングや登山用品において高いブランド認知度を誇り、世界中のアウトドア愛好家から信頼されています。その製品は、高品質で耐久性があり、過酷な環境下でも安心して使用できると高く評価されています。

近年では、ユタ州の製造施設の拡張や、ヨーロッパ本社の移転など、事業拡大を続けています。また、3Dプリンティング技術を活用した製品デザインなど、革新的な取り組みにも余念がありません。

ブラック・ダイヤモンドは、倫理的な製造慣行と公正な労働条件を重視し、様々な環境保護団体を支援するなど、企業の社会的責任を果たすことにも力を入れています。

ブラック・ダイヤモンドは、高品質な製品、革新的な技術、そして持続可能性への取り組みによって、アウトドア業界をリードするブランドとしての地位を確立しています。クライミングと登山にルーツを持つ同社は、これからも世界中のアウトドア愛好家の挑戦を支え続けるでしょう。

 

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アウトドア・リサーチ

アウトドア・リサーチ(Outdoor Research)は、1981年にアメリカで生まれたアウトドアブランドです。創業者であるロン・グレッグ氏は、元々は核物理学者という異色の経歴の持ち主。しかし、登山への情熱を抑えきれず、科学者の道を捨てて登山家へと転身しました。

きっかけは、アラスカのデナリ(旧マッキンリー)での登山経験でした。極寒の地で既存のゲイターに不満を感じたロン氏は、自らより優れたゲイターを開発することを決意。そして、最初の製品である「X-ゲイター」を完成させ、アウトドアリサーチの歴史が始まりました。

アウトドア・リサーチは、高機能なアウトドアウェアとギアを提供することで知られています。その製品ラインナップは、ハイキング、登山、スキー、カヌーなど、幅広いアウトドアアクティビティに対応しています。特に、グローブの開発には力を入れており、初期の代表作であるモジュラーミットは、高い保温性と操作性を両立した革新的な製品として注目を集めました。

革新性と機能性を追求する姿勢は、創業当時から変わっていません。体温調節機能を持つスマート・ファブリックや、厳しい気象条件から身を守るための高機能素材など、常に最新のテクノロジーを製品開発に活かしています。例えば、相変化材料(PCM)を素材に組み込むことで、ウェアの温度を一定に保ち、快適な着心地を実現しています。

環境問題への関心も高く、持続可能な製品開発と製造に取り組んでいます。環境に優しい素材の開発や、製造工程における環境負荷の低減など、地球環境への影響を最小限に抑えるための努力を続けています。

製品開発においては、プロのアウトドア・アスリートやアンバサダーと連携し、実地テストを重視しています。1997年からは、アメリカ山岳ガイド協会と協力関係を築き、過酷な環境下でのテストを通じて、製品の品質向上に努めています。

その品質と革新性は、数々の賞を受賞することで証明されています。アウトドア雑誌『アウトサイド』誌からは23の賞、『バックパッカー』誌からは21の賞を受賞するなど、業界内での評価も非常に高いです。

顧客満足度を重視する姿勢もアウトドア・リサーチの特徴です。製造上の欠陥をカバーする製品保証を生涯にわたって提供しており、その優れたカスタマーサービスと保証の遵守は高く評価されています。

近年では、スマートファブリック、ウェアラブルテクノロジー、持続可能な素材といった分野での革新を続けています。また、アウトドアギアにテクノロジーを統合するなど、常に時代の変化に対応した製品開発を行っています。

環境保護団体や登山家支援団体へのサポートにも積極的です。Access Fund、アメリカ山岳ガイド協会(American Mountain Guides Association)、自然に痕跡を残さない(Leave No Trace)といった組織と提携し、アウトドア文化の振興と自然環境の保護に貢献しています。

アウトドア・リサーチは、革新的な技術、高品質な製品、そして顧客第一主義の姿勢によって、多くのアウトドア愛好家から支持されています。これからも、自然を愛する人々のために、高機能で信頼性の高い製品を提供し続けるでしょう。

 

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REI Co-op

アール・イー・アイ コープ(REI Co-op)は、1938年にアメリカ・ワシントン州シアトルで誕生した、アウトドア愛好家のための協同組合です。創業者のロイド・アンダーソンとメアリー・アンダーソン夫妻は、当時高価だった登山用品を、より多くの仲間が手頃な価格で入手できるようにしたいという思いから、この協同組合を設立しました。

REI Co-opは、会員制というユニークなビジネスモデルを採用しています。会員は、一度だけ終身会費を支払うことで、様々な特典を受けることができます。例えば、購入金額の一部が毎年配当金として還元されるほか、メンバー限定のセールやイベントに参加することができます。2024年現在、REIの会員数は2,300万人を超え、全米で最も多くの会員を持つ消費者協同組合の一つとなっています。

REI Co-opは、ハイキング、キャンプ、クライミング、サイクリングなど、幅広いアウトドアアクティビティに対応する製品を販売しています。有名ブランドの製品だけでなく、自社ブランドであるREI Co-opブランドの製品も開発・販売しており、高品質で手頃な価格のギアを提供しています。

REI Co-opは、環境保護と社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。利益の約70%をアウトドアコミュニティや環境保護活動に還元しており、アウトドアへのアクセス向上や環境保護を支援するREI Cooperative Action FundやREI Cooperative Action Networkといった取り組みを推進しています。

従業員を大切にする企業としても知られており、フォーチュン誌の「最も働きがいのある会社100社」に20年以上連続でランクインしています。

従業員には、アウトドアを楽しむための有給休暇「Yay Days」が付与されるほか、ブラックフライデーに全店舗を休業し、従業員にアウトドアで過ごすことを推奨する「#OptOutside」キャンペーンを展開するなど、ユニークな福利厚生制度を導入しています。

REI Co-opは、単なる小売業者ではなく、アウトドアコミュニティの一員としての役割を担っています。全米170以上の店舗では、アウトドアに関する知識やスキルを習得できるワークショップやイベントを定期的に開催しています。

また、REI Experiencesを通じて、ガイド付きのアウトドアツアーやアドベンチャープログラムを提供し、多くの人々に自然の魅力を伝えています。

近年では、[無効な URL を削除しました]やREIショッピングアプリを通じて、Eコマース事業にも力を入れています。いつでもどこでも手軽に商品を購入できる環境を整え、顧客の利便性向上に努めています。

#OptOutsideキャンペーンは、REI Co-opの社会貢献活動の中でも特に注目されています。ブラックフライデーの商業主義に反発し、人々に自然の中で過ごすことの大切さを訴えるこのキャンペーンは、大きな反響を呼び、多くの企業や団体にも影響を与えています。

REI Co-opは、これからも持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みを推進していくでしょう。温室効果ガス排出量の削減、多様性と包括性の推進、そしてアウトドア用品業界全体の環境負荷低減など、その活動は多岐にわたります。

REI Co-opは、アウトドアを愛する人々にとって、単なるお店以上の存在です。それは、仲間と繋がり、自然を楽しみ、そして地球を守るための、かけがえのない場所と言えるでしょう。

ヘリー・ハンセン

ヘリー・ハンセン(Helly Hansen)は、1877年にノルウェーの港町モスで誕生した、由緒あるアウトドアブランドです。創業者のヘリー・ユール・ハンセン船長は、荒波にもまれた船員としての経験から、防水性に優れたオイルスキンジャケットを開発しました。これがヘリーハンセンの原点であり、現在に至るまで、防水透湿性素材の開発において常に業界をリードする存在であり続けています。

ヘリー・ハンセンは、創業から140年以上にわたり、革新的な技術を次々と生み出してきました。1949年には、世界初のしなやかな防水素材「ヘロックス」を発表。1970年代には、ポリプロピレン繊維を使用した画期的なベースレイヤー「LIFA®」を開発し、アウトドアウェアの快適性を飛躍的に向上させました。

1980年には、防水性と透湿性を両立させた素材システム「ヘリーテック®」を発表し、現在でも多くのアウトドアウェアに採用されています。

近年では、2012年に温度調整機能を持つH²Flow™テクノロジーを、2020年には化学処理を施さずに自然に水をはじく防水透湿性膜「Lifa Infinity Pro™」を発表するなど、進化を続けています。

ヘリーハンセンの製品ラインナップは、セーリングウェア、スキーウェア、マウンテンウェア、そしてタウンユースまで、幅広いニーズに対応しています。特に、セーリングやスキーといった過酷な環境下で高いパフォーマンスを発揮するウェアは、世界中のプロフェッショナルから厚い信頼を得ています。

オリンピック選手やナショナルチームを含む、55,000人以上のプロフェッショナルがヘリーハンセンのスキーウェアを着用しています。また、世界200以上のスキーリゾートや山岳ガイド事業でも採用されており、その品質と機能性は折り紙付きです。

環境問題にも積極的に取り組み、持続可能な素材の開発や製造工程における環境負荷の低減に努めています。例えば、有害物質であるPVCの使用を最小限に抑えるなど、地球環境への影響を少なくするための取り組みを積極的に行っています。

ヘリー・ハンセンは、2018年にカナダの カナダ・タイヤ社に買収されました。新たな体制の下、グローバルな展開を加速させています。現在では、世界40カ国以上で製品を販売しており、その認知度はますます高まっています。

近年では、3D技術や製品ライフサイクル管理(PLM)システムを導入し、製品開発の効率化を図っています。これにより、物理的なサンプルの必要性を減らし、環境負荷の低減にも貢献しています。

ヘリー・ハンセンは、高品質で機能的なアウトドアウェアとして、世界中で高い評価を得ています。1990年代後半には、その優れた機能性とデザイン性から、北イングランドやアメリカのヒップホップカルチャーにおいて、ファッションアイテムとしても人気を博しました。

ヘリーハンセンは、1世紀以上にわたり、革新的な技術と高品質な製品を提供し続けてきた、アウトドア業界のパイオニアです。これからも、海や山を愛する人々にとって、頼りになるパートナーとして、進化を続けていくでしょう。

 

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フェールラーベン

フェールラーベン(Fjällräven)は、1960年にスウェーデンで生まれたアウトドアブランドです。創業者のオーケ・ノルドウィン氏は、自宅の地下室で木製フレームのバックパックを作り始めたことからスタートしました。

ブランド名である「フェールラーベン」は、スウェーデン語で「北極ギツネ」という意味です。これは、過酷な自然環境にも耐えうる、丈夫で機能的な製品を提供するという創業者の思いが込められています。

フェールラーベンは、その耐久性、機能性、そして時代を超えたデザインで知られています。最初の製品であるアルミフレームのバックパックは、当時のバックパックの常識を覆す画期的なものでした。

1968年には、独自のG-1000®生地を使用したグリーンランドジャケットを発表。これは、耐久性撥水加工を施した丈夫な生地で、現在でもフェールラーベンの定番素材として多くの製品に採用されています。

1978年に発売されたKånkenバックパックは、スウェーデンの小学生のためにデザインされたものでしたが、そのシンプルで機能的なデザインは、世界中で愛されるようになりました。今では、フェールラーベンのアイコン的存在であり、ファッションアイテムとしても高い人気を誇っています。

フェールラーベンは、自然環境への配慮も大切にしており、持続可能で倫理的な事業運営に力を入れています。製品には、リサイクル素材やオーガニック素材を積極的に使用し、環境負荷の低減に努めています。

2019年には、自然保護やアウトドア活動推進のためのプロジェクトを支援する「Arctic Fox Initiative」を設立しました。これらの活動が評価され、フェールラーベンは、4年連続(2020年~2023年)で「Sustainable Brand Index」において、業界で最も持続可能なブランドに選ばれています。

フェールラーベンは、世界70カ国以上で事業を展開しており、特にドイツ、アメリカ、スウェーデン、そして中国で高い人気を誇っています。近年では、アウトドアの機能性と都会的なスタイルを融合させた「アウトドア・シック」を提唱し、幅広い層から支持を集めています。

2024年には、フェールラーベンの中古品を個人間で売買できるマーケットプレイス「Fjällräven Pre-Loved」を立ち上げました。これは、製品の寿命を延ばし、循環型経済を促進するための取り組みです。また、製品の修理にも力を入れており、2023年には8,531点もの修理を行いました。

フェールラーベンは、2002年からフェニックス・アウトドア・グループの一員となっています。このグループには、他にも多くのアウトドアブランドが属しており、互いに協力しながら、より良い製品開発と持続可能な社会の実現を目指しています。

フェールラーベンは、高品質で耐久性のある製品、時代を超えたデザイン、そして環境への責任を重視した取り組みによって、世界中の人々から愛されるブランドへと成長しました。これからも、自然と調和したライフスタイルを提案し、人々をアウトドアの世界へと誘い続けるでしょう。

 

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L.L.Bean

エル・エル・ビーン(L.L.Bean)は、1912年にアメリカ・メイン州で創業した、老舗アウトドアブランドです。創業者のレオン・レオンウッド・ビーンは、狩猟愛好家でしたが、既存のハンティングシューズに満足できず、自ら改良を加えた「メイン・ハンティング・シューズ」を開発しました。これが、後に「ビーンブーツ」として世界的に知られるようになる、L.L.Beanの象徴的な製品の誕生秘話です。

L.L.Beanは、当初は通信販売からスタートしました。ビーンブーツの販売をきっかけに、徐々に事業を拡大し、現在ではアウトドアウェア、フットウェア、そして様々なアウトドアギアを提供する、総合的なアウトドアブランドへと成長しました。その製品は、高品質で耐久性があり、機能性に優れていることから、多くのアウトドア愛好家から支持されています。

ビーンブーツ以外にも、カモシカシャツやトートバッグなど、長年愛され続けている定番商品があります。これらの製品は、時代を超えて受け継がれるL.L.Beanの品質とクラフトマンシップを象徴しています。

L.L.Beanは、創業以来、カタログ通販事業に力を入れてきました。顧客に直接商品を届けるというビジネスモデルは、当時としては画期的なものでした。

現在でもカタログ通販は重要な販売チャネルの一つですが、近年では小売店舗やEコマースにも力を入れています。2018年時点で、アメリカ国内に56店舗、日本に25店舗を展開しており、オンラインストアも充実しています。

L.L.Beanは、高品質な製品だけでなく、優れたカスタマーサービスでも知られています。顧客第一主義を掲げ、「100%満足保証」を提供することで、顧客との長期的な信頼関係を築いてきました。ただし、近年では、悪用を防ぐために、生涯返品ポリシーを1年間の返品ポリシーに変更しています。

環境問題にも積極的に取り組み、持続可能な素材の調達や、製造工程における環境負荷の低減に努めています。また、様々な環境保護団体への支援も行っています。

伝統を重んじながらも、常に革新を続けていることもL.L.Beanの特徴です。定番製品のデザインを時代に合わせてアップデートしたり、顧客のアウトドア体験を充実させるための「アウトドア・ディスカバリー・プログラム」を導入するなど、進化を続けています。

L.L.Beanは、長年にわたり同族経営を続けてきましたが、2015年には、創業者の曾孫であるショーン・ゴーマン氏が会長に就任し、スティーブン・スミス氏が初の外部出身CEOに就任しました。

また、L.L.Beanは、1967年には100万ドルだった売上を、2000年代初頭には10億ドルを超えるまでに成長させました。近年では、16億ドルの売上を記録するなど、安定した経営を続けています。

L.L.Beanは、アメリカのアウトドア文化の発展に大きく貢献してきました。その製品は、映画やドラマなど、ポップカルチャーにも頻繁に登場し、ブランドの認知度向上に一役買っています。

L.L.Beanは、高品質な製品、優れた顧客サービス、そしてアウトドアライフスタイルへの情熱によって、1世紀以上にわたり愛され続けているブランドです。伝統を守りながらも、常に革新を続けることで、これからも多くの人々にアウトドアの喜びを届けてくれるでしょう。

 

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Rab

ラブ(Rab)は、1981年にイギリス・シェフィールドで生まれたアウトドアブランドです。創業者のラブ・キャリントン氏は、熱心なクライマーであり、自身の経験から高品質な寝袋の必要性を感じ、自宅の屋根裏部屋で寝袋を作り始めたことがブランドの始まりです。

Rabは、当初から登山やクライミングといった過酷な環境下での使用を想定した、高機能な製品作りにこだわってきました。軽量で保温性に優れたダウンジャケットや寝袋は、多くの登山家や冒険家から信頼を得ています。

近年では、ウェア、テント、バックパックなど、幅広いアウトドアギアを展開していますが、その原点にあるのは、創業者が自ら体験した過酷な環境下で培われたノウハウです。

Rabの製品開発におけるこだわりは、素材選びにも表れています。高品質なヨーロピアン・グースダウンやダックダウンを厳選し、Responsible Down Standard(RDS)認証を取得したダウンを使用しています。

また、ダウンにはフッ素化合物を使用しない撥水加工を施すなど、環境への配慮も怠りません。近年では、ダウンだけでなく、PrimaLoft®などの高機能化学繊維を使用した断熱材も採用し、多様なニーズに対応しています。

さらに、Pertex®などの高機能素材やリサイクル素材を積極的に使用することで、軽量化と耐久性の向上、そして環境負荷の低減を実現しています。

Rabは、その革新的な技術と高品質な製品によって、数々の賞を受賞しています。ISPOアワードを複数回受賞しているほか、アウトドア雑誌『The Great Outdoors Magazine』のベストブランドリーダーアワードを受賞するなど、業界内での評価も非常に高いブランドです。

Rabは、持続可能な社会の実現にも貢献しています。環境に優しい素材を使用するだけでなく、耐久性のある製品作りを心がけることで、製品の寿命を延ばし、廃棄物を減らす努力をしています。

2007年にラブ・キャリントン氏は引退しましたが、Rabは成長を続けています。現在、同じくイギリスのアウトドアブランドであるLowe Alpineとともに、Equip Outdoor Technologiesの傘下となり、世界中のアウトドア愛好家に高品質な製品を提供しています。

Rabは、高性能で技術的なアウトドア用品を提供することで、熱心な登山家やクライマーから絶大な支持を得ています。「The Mountain People」というスローガンは、Rabの製品が、山を愛する人々によって、山のために作られていることを表しています。

近年では、より幅広いアウトドア愛好家やアドベンチャースポーツを楽しむ人々にもアピールするため、製品ラインナップを拡充しています。例えば、サイクリングウェアのCinderシリーズを発売するなど、新たな分野にも挑戦しています。

Rabは、これからも高品質な製品と革新的な技術によって、アウトドア愛好家の挑戦を支え続けるブランドです。その製品は、過酷な自然環境から身を守り、安全で快適なアウトドア体験を提供してくれるでしょう。

 

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マウンテン・ハードウェア

マウンテン・ハードウェア(Mountain Hardwear)は、1993年にアメリカのカリフォルニア州で誕生した、比較的新しいアウトドアブランドです。シエラ・デザインズの元社員たちが中心となり、高性能な登山用品を開発したいという情熱から設立されました。

マウンテン・ハードウェアは、創業当初から、過酷な環境下でも耐えうる高機能なアウトドアウェアやギアの開発に力を入れてきました。極限の状況下で活躍する登山家やアウトドア・アスリートをターゲットに、革新的な技術と素材を駆使した製品を提供しています。

マウンテン・ハードウェアは、その短い歴史の中で、数々の革新的な技術を生み出してきました。1995年には、世界で初めてテントフライに窓を採用し、テント内の居住性を向上させました。1996年には、防風性と透湿性に優れたウィンドストッパー・フリースを開発。1997年には、独自の防水透湿性メンブレン「ストームライト」(後の「コンデュイット」)を発表し、高機能ウェアの進化に貢献しました。

その後も、ゴアテックスXCR®の開発、グローブ用OutDry® 3Dラミネーション技術の発表、防水透湿性素材「ドライQ®」や超軽量素材「ゴースト・ウィスパー」の開発など、革新的な技術を次々と世に送り出しています。

マウンテンハードウェアの製品は、その耐久性と高性能から、熱心な登山家やクライマーから高い評価を得ています。過酷な状況下でも信頼できるギアとして、多くのプロフェッショナルに愛用されています。

マウンテンハードウェアは、多くのプロアスリートとスポンサー契約を結んでいます。特に、登山家、クライマー、スキーヤーといった、山岳スポーツのプロフェッショナルからの支持が厚いです。過去には、アメリカ人として初めて8,000メートル峰14座すべてを制覇したエド・ヴィエストゥラス氏も、マウンテンハードウェアのギアを愛用していました。

2023年には、ブランド創立30周年を迎えました。これを記念して、ブランド初期の象徴的なアウターウェアを復刻した「ReIssueコレクション」を発表し、話題を呼びました。これは、マウンテンハードウェアが、その歴史と伝統を大切にしながら、未来に向けて進化を続けていることを示しています。

マウンテン・ハードウェアは、小売店舗の展開にも力を入れています。2008年には、オレゴン州ポートランドに初の直営店をオープンし、その後シアトルにも店舗をオープンしました。

マウンテン・ハードウェアは、「自由な発想」と「共同作業」を重視する企業文化を育んでいます。社員一人ひとりの創造性を尊重し、チームワークを大切にすることで、革新的な製品を生み出し続けています。

持続可能性についても、積極的に取り組んでいます。環境に優しい素材の採用や、製造工程における環境負荷の低減など、地球環境への影響を最小限に抑えるための努力を続けています。

マウンテン・ハードウェアは、高品質で高機能な製品を提供することで、アウトドア愛好家の挑戦を支えるブランドです。これからも、革新的な技術と素材を開発し、安全で快適なアウトドア体験を提供してくれるでしょう。

 

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ホグロフス

ホグロフス(Haglöfs)は、1914年にスウェーデンで創業した、100年以上の歴史を持つアウトドアブランドです。創業者のヴィクトル・ホグロフは、森で働く人々や学生のために、丈夫で使いやすいバックパックを作ることから始めました。その精神は、現在もホグロフスの製品作りに受け継がれています。

ホグロフスは、機能性と耐久性を重視した、高品質なアウトドアウェア、フットウェア、そしてギアを提供しています。北欧の厳しい自然環境に対応できるよう開発された製品は、シンプルながらも洗練されたデザインと、優れた機能性を兼ね備えています。無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインは、北欧らしい美意識を感じさせます。

ホグロフスの製品は、使いやすさ、フィット感、軽量性、耐久性、そして長寿命であることに重点を置いて設計されています。厳しい環境下でも快適に過ごせるよう、素材選びから縫製まで、細部にまでこだわって作られています。

「優れたアウトドア用ギア」をスローガンに掲げ、アクティブなアウトドアライフを楽しむ人々をサポートしています。その製品は、登山、ハイキング、トレイルランニング、スキーなど、様々なアウトドアアクティビティに対応しています。

ホグロフスは、常に革新を続けているブランドでもあります。1993年に発売されたTIGHT™バックパックは、人間工学に基づいたデザインと優れた機能性で、現在も多くのファンに愛されています。1990年代には、ゴアテックス®を採用した製品をいち早く導入するなど、常に時代の先を行く技術を取り入れています。

近年では、持続可能性にも力を入れています。2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減するという目標を掲げ、環境に優しい素材の採用や、製造工程における環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

また、「次世代のためのクラフトマンシップ」というイニシアティブを立ち上げ、耐久性のある製品作りと循環型経済の推進にも力を入れています。

ホグロフスの製品は、ヨーロッパとアジアを中心に、約25の市場で販売されています。厳選されたアウトドア専門店やスポーツ用品店などで取り扱われており、高品質な製品を求めるコアなアウトドア愛好家に支持されています。

2010年からは、日本のスポーツブランドであるアシックスがホグロフスを傘下に収めています。アシックスの持つ技術力とグローバルな販売網を活用することで、ホグロフスはさらなる成長を遂げています。

ホグロフスは、100年以上の歴史の中で、常に品質と機能性を追求し、革新を続けてきました。近年では、持続可能性にも積極的に取り組み、環境問題にも真剣に向き合っています。フェアウェア財団のメンバーとして、10年以上サプライチェーンにおける労働環境の改善にも取り組んできました。

ホグロフスは、これからも北欧の自然と文化を大切にしながら、高品質で革新的な製品を提供し続けることで、世界中のアウトドア愛好家から愛されるブランドであり続けるでしょう。

 

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ジャック・ウルフスキン

ジャック・ウルフスキン(Jack Wolfskin)は、1981年にドイツで生まれたアウトドアブランドです。創業者のウルリッヒ・ダウズィン氏は、カナダを旅していた時に自然の厳しさを実感し、高品質なアウトドア用品の必要性を感じてブランドを立ち上げました。

ブランド名は、自然の中で生き抜く力強さを象徴するオオカミと、冒険小説の主人公である「ジャック」を組み合わせたものです。これは、自然と調和しながら、誰もが快適にアウトドアを楽しめるようにという願いが込められています。

ジャックウルフスキンは、当初、ドイツで初めてとなるアウトドアショップの一つとして、輸入品の販売からスタートしました。その後、独自の製品開発を始め、高機能なアウトドアウェア、フットウェア、そしてギアを幅広く展開するようになりました。

ブランドのアイコンである肉球ロゴは、1983年に導入されました。これは、自然との共存を象徴するシンボルとして、世界中で親しまれています。「アウトドアでもくつろげる」というスローガンには、自然の中で快適に過ごせる高機能な製品を提供することで、誰もがアウトドアを楽しめるようにしたいという思いが込められています。

ジャックウルフスキンは、独自の防水透湿素材「Texapore」を開発するなど、革新的な技術にも力を入れています。1988年には、ドイツで初めてPolartec®フリースを採用するなど、常に最新の素材を取り入れ、高機能で快適な製品を提供しています。

環境問題への取り組みも早くから行っており、1982年にはオーガニックコットンを使用した「ナチュラルシャツ」を発売しました。また、フェアウェア財団のメンバーとして、公正な労働条件のもとで製品を製造しています。リサイクル素材の積極的な活用や、環境負荷の低減にも力を入れており、持続可能な社会の実現に向けて貢献しています。

ジャックウルフスキンは、ドイツをはじめとするヨーロッパで高い人気を誇っています。世界中に500以上の店舗を展開し、近年では都市部のファッション市場でも注目を集めています。

2021年には、ブランド創立40周年を迎えました。近年では、若い世代の顧客を獲得するために、デジタルチャネルの強化や、他のブランドとのコラボレーションにも力を入れています。

ジャック・ウルフスキンは、高品質な製品と革新的な技術、そして持続可能性への取り組みによって、ヨーロッパを代表するアウトドアブランドとしての地位を確立しています。近年では、アウトドア愛好家だけでなく、都市部に住む人々にもその魅力が広がっています。

これからも、ジャック・ウルフスキンは、自然と調和したライフスタイルを提案し、誰もが快適にアウトドアを楽しめるような製品を提供し続けるでしょう。

 

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ノローナ

ノローナ(Norrøna)は、1929年にノルウェーで創業したアウトドアブランドです。創業者のヨーゲン・ヨーゲンセンは、ノルウェーの厳しい自然環境に対応できる、耐久性の高いアウトドア用品を作りたいという情熱から、革製品やキャンバス地のバックパック、コットン製のウェアなどを製造する小さな工場を設立しました。

ノローナというブランド名は、ノルウェーの地名に由来しています。ロゴマークには、バイキングの兜が描かれており、これはノルウェーの伝統と、冒険心、そして自然への敬意を象徴しています。

ノローナは、高品質なアウトドアウェアとギアを提供することで知られています。スキー、登山、ハイキング、トレイルランニングなど、様々なアウトドアアクティビティに対応する製品を開発し、機能性、耐久性、そしてデザイン性を兼ね備えた製品を提供しています。

特に、Lofoten(フリーライドスキー)、Lyngen(スキーツアー)、Trollveggen(登山)、Falketind(オールラウンド登山)といった、それぞれの用途に特化したラインを展開していることが特徴です。

ノローナは、革新的な技術を積極的に採用することで、アウトドア業界をリードしてきました。1977年には、ヨーロッパで初めてゴアテックスを製品に導入し、防水透湿素材の普及に貢献しました。

1972年には、前後が開閉する世界初のトンネル型テントを開発するなど、常に新しい技術に挑戦しています。2003年には、「VestveggenゴアテックスXCRジャケット」でテープ加工ジッパーをヨーロッパに導入するなど、細部にまでこだわった製品作りを行っています。

環境問題にも真剣に取り組んでおり、2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減することを目標としています。リサイクル素材やオーガニック素材を積極的に使用し、製品の製造工程における環境負荷の低減にも努めています。

また、「Norrøna RE」というイニシアティブを立ち上げ、ギアの修理、再利用、リサイクルを促進することで、循環型経済の実現を目指しています。

ノローナの製品は、ヨーロッパとアジアを中心に、約25の市場で販売されています。近年では、北米市場にも進出し、2019年にはコロラド州ボルダーとニューヨーク市に初の直営店をオープンしました。

製品の製造は、ポルトガル、デンマーク、スウェーデン、ベトナム、中国、タイ、リトアニアなど、世界各地の工場で行われています。品質管理を徹底し、環境への影響を最小限に抑えるため、2020年にはリトアニアに自社工場を設立しました。

ノローナは、オスロに本社、旗艦店、そしてイベントセンターを兼ね備えた「ノルウェーナ・ハウス」をオープンしました。これは、ブランドの世界観を発信する拠点として、重要な役割を担っています。

ノローナは、高性能なアウトドアギアとして、世界中のアウトドア愛好家から高い評価を得ています。近年では、そのスタイリッシュなデザインが注目され、ヨーロッパの都市部でもファッションアイテムとして人気が高まっています。

ノローナは、ノルウェーの伝統と革新性を融合させ、高品質で環境に配慮した製品を提供することで、世界中の人々から愛されるブランドへと成長しました。これからも、持続可能な社会の実現に向けて、その歩みを止めないでしょう。

 

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66°North

シックスティ・シックス・ノース(66°North)は、1926年にアイスランドで創業したアウトドアブランドです。創業者のハンス・クリスチャンソンは、北大西洋の厳しい海で働く漁師のために、防水性と耐久性に優れたウェアを開発しました。これが66°Northの原点であり、現在に至るまで、過酷な環境にも耐えうる高品質な製品を提供し続けています。

ブランド名は、アイスランドに接する北極圏の緯度である北緯66度に由来しています。これは、アイスランドの厳しい自然環境と、そこで培われた技術力を象徴しています。

66°Northは、創業当初から、アイスランドの漁師や捜索救助隊員のために、機能性と耐久性を重視したウェアを製造してきました。その品質と信頼性は高く評価され、現在でもアイスランドの捜索救助隊にウェアを提供しています。

近年では、アウトドアウェアだけでなく、タウンユースにも対応するスタイリッシュな製品も展開しています。ダウンジャケット「ディンジャ」やゴアテックス・インフィニアム・パーカ「ソーズモーク」など、機能性とデザイン性を両立させた製品は、世界中の人々から愛されています。

また、残布を有効活用したバッグやバックパックも製造しており、環境問題にも積極的に取り組んでいます。

66°Northは、製品の耐久性を特に重視しています。これは、長持ちする製品を作ることで、環境負荷を低減するという考えに基づいています。多くの製品にリサイクル素材を使用しており、海洋プラスチックから作られたSeaqual®生地も採用しています。また、製品の修理サービスを提供することで、長く愛用できるようサポートしています。

アイスランド国内では、高い知名度と人気を誇る66°Northですが、近年では海外展開にも力を入れています。アイスランド国外では、デンマークのコペンハーゲンに最初の店舗をオープンし、2022年にはイギリス・ロンドンに旗艦店をオープンしました。

66°Northは、アイスランドの伝統的な職人技と、最新の技術を融合させた製品作りを行っています。高品質な素材と丁寧な縫製によって作られた製品は、長く愛用することができます。

近年では、ベンジャミン・ハードマンなどの写真家とのコラボレーションによる特別版製品を発売するなど、新たな試みも行っています。

また、アウトドアブランドとしてのアイデンティティを維持しながら、都市部に住む人々にもアピールできるよう、デザイン性も重視した製品開発を行っています。

ロンドンにオープンした旗艦店は、建築家ゴンザレス・ハセが設計を手掛けたもので、3,500平方フィートの広さを誇るスタイリッシュな空間となっています。

66°Northは、環境問題にも積極的に取り組んでおり、循環型経済の原則に基づいた事業活動を行っています。製品の修理、再利用、リサイクルを促進することで、廃棄物の削減に貢献しています。また、環境に優しい素材の採用や、責任ある製造方法にもこだわっています。

66°Northは、アイスランドの厳しい自然環境で培われた技術と、伝統的な職人技、そして現代的なデザインを融合させた、ユニークなアウトドアブランドです。これからも、高品質で耐久性があり、環境にも配慮した製品を提供することで、世界中の人々から愛されるブランドであり続けるでしょう。

 

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Kühl(クール)

クール(Kühl)は、1983年にアメリカ・ユタ州で生まれたアウトドアブランドです。創業当初は「Alfwear(アルフウェア)」という社名で、ジョン・「アルフ」・エングウォール氏と、コンラッド・アンカー氏、ジェイ・ボイル氏、ケビン・ボイル氏の4人によって設立されました。

彼らは、スキーヤーに人気の、ペルー風のデザインが特徴的な帽子「Alf Hat」を製造・販売していました。しかし、創業者の1人であるアルフ・エングウォール氏が交通事故で亡くなるという悲劇が起こり、それを機に社名を「Kühl」に変更しました。「Kühl」はドイツ語で「クール」を意味し、新たなスタートを切る彼らの決意を表しています。

Kühlは、ケビン・ボイル氏を中心として、アルフウェア時代から大きく方向転換しました。ファッション性よりも、アウトドアウェアとしての機能性と耐久性を重視するようになり、高品質な素材と独自の技術を駆使した製品開発を行うようになりました。

Kühlの代表的な製品としては、丈夫で履き心地の良いハイキングパンツやショートパンツ、そして通気性と速乾性に優れたパフォーマンスシャツ、そして厳しい環境にも耐えうるアウターウェアなどがあります。特に、耐久性と機能性を兼ね備えたパンツは、多くのアウトドア愛好家から高い評価を得ています。

Kühlは、独自のテクノロジーを開発することで、より快適で機能的なアウトドアウェアを提供しています。エアフローベンチレーションシステムは、ウェア内の通気性を向上させ、快適な着心地を実現します。

サーモクレ™は、保温性と通気性を両立させた素材で、体温調節を助けます。キャンティフリース™は、軽量で保温性に優れたフリース素材です。ワイルドファイバー™は、耐久性と撥水性に優れた素材で、ハードな使用にも耐えられます。

「Born in the Mountains」というスローガンは、Kühlの製品が山岳環境で生まれたことを表しています。山を象徴するロゴマークは、Kühlと山岳文化との強い繋がりを表現しています。

Kühlは、高品質な素材と独自の技術、そして山岳文化への敬意を込めて、高機能で耐久性のあるアウトドアウェアを提供し続けています。

Kühlは、まだ大手ブランドほどの知名度はありませんが、着実に成長を続けています。2024年現在、アメリカのアウトドアファッション愛好家の24%がKühlのブランドを認知しており、そのうち6%がKühlの製品を愛用しています。

Kühlは、独立所有・独立資本の企業であり、外部からの影響を受けずに、独自の製品開発を行うことができます。これは、彼らがアウトドア体験に情熱を注ぎ、顧客の声を大切にする姿勢の表れでもあります。

Kühlの製品は、クライマー、ハイカー、スキーヤー、登山家など、様々なアウトドア愛好家に愛用されています。耐久性と機能性を兼ね備えたKühlのウェアは、過酷な環境下でも快適に過ごすことができます。

Kühlは、アメリカを拠点とするブランドですが、その高品質な製品は世界中のアウトドア愛好家から注目されています。これからも、Kühlは、山岳文化への敬意と革新的な技術を融合させ、高機能で耐久性のあるアウトドアウェアを提供し続けることで、世界中のアウトドア愛好家から支持されるブランドであり続けるでしょう。

 

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グラミチ

グラミチ(Gramicci)は、1982年にアメリカのカリフォルニアで生まれたアウトドアブランドです。創業者のマイク・グラハム氏は、熱心なロッククライマーであり、ヨセミテ国立公園を拠点に活動していました。

彼は、当時のクライミングウェアに満足できず、より動きやすく快適なウェアを自ら開発することを決意。そして、グラミチの代名詞とも言える、革新的なクライミングパンツが誕生しました。

グラミチというブランド名は、マイク・グラハム氏のニックネーム「グラミチ」に由来しています。これは、彼がヨセミテで過ごした日々や、クライミング仲間との絆を象徴しています。

グラミチのクライミングパンツは、180度自然な開脚を可能にする「ガゼットクロッチ」と、片手で簡単に調整できる「ウェビングベルト」が特徴です。これらの革新的な機能は、クライマーのパフォーマンスを向上させるだけでなく、快適な履き心地を実現しました。

グラミチは、機能性とスタイルを両立させたブランドとして、アウトドアウェアとストリートウェアの橋渡し役を担ってきました。「Born in the Mountains」というスローガンには、クライミングの精神と、自然と調和したライフスタイルを大切にするという思いが込められています。

グラミチの代表的な製品であるGパンツとGショーツは、ガゼットクロッチとウェビングベルトを備えた、ブランドのアイコン的な存在です。近年では、クライミングパンツだけでなく、カーゴパンツ、パーカー、Tシャツ、アウターウェア、そしてアクセサリーなど、幅広い製品を展開しています。

環境問題にも配慮し、オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなどの環境に優しい素材を積極的に使用しています。また、製品の耐久性を高めることで、長く愛用できる製品作りを心がけています。これは、廃棄物を減らし、環境負荷を低減することに繋がります。

グラミチは、1980年代以降、クライミングウェアの進化に大きく貢献してきました。その革新的なデザインと機能性は、多くのクライマーに支持され、クライミングウェアのスタンダードを確立しました。

また、グラミチの快適な履き心地とスタイリッシュなデザインは、アウトドアシーンだけでなく、ストリートウェアやスケーターファッションにも影響を与え、アクティブなライフスタイルを楽しむ人々から支持されています。

グラミチは、日本でも高い人気を誇っています。日本支社を設立し、積極的に商品展開を行っています。アメリカで生まれたブランドですが、今では世界中で愛される存在となっています。

近年では、クライミングギアだけでなく、より幅広いアウトドアウェアやアーバンファッションを展開しています。様々なブランドやデザイナーとのコラボレーションも積極的に行い、常に新しい魅力を発信しています。

グラミチは、着心地の良さ、耐久性、そして動きやすさを追求した製品作りを行っています。機能性とデザイン性を両立させ、アウトドアシーンでも街中でも活躍できるウェアを提供しています。

グラミチは、革新的なデザインと機能性、そして持続可能性への取り組みによって、アウトドア業界とファッション業界の両方に影響を与えてきたブランドです。これからも、自然と調和したアクティブなライフスタイルを提案し、世界中の人々を魅了し続けるでしょう。

 

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カナダ・グース

カナダ・グース(Canada Goose)は、1957年にカナダのトロントで誕生した、高級アウターウェアブランドです。創業者のサム・ティック氏は、当初メトロ・スポーツウェア社という社名で、ウールベストやスノーモービル用スーツなどを製造していました。

その後、ダウンジャケットなどの高品質なアウターウェアを開発し、カナダグースへと社名変更。今では、世界中で愛される高級ブランドへと成長を遂げました。

カナダグースの代名詞とも言えるのは、極寒の地でも耐えうる高い保温性を誇るダウンジャケットです。カナダ国内で生産され、高品質なグースダウンやコヨーテファー(現在は段階的に廃止)を使用することで、極寒の気候にも対応できる優れた防寒性を備えています。その品質の高さは、南極の研究者や犬ぞりレースの選手たちにも認められています。

近年では、ダウンジャケットだけでなく、軽量ジャケット、ニットウェア、帽子、手袋、そしてフットウェアなど、幅広い製品を展開しています。2021年11月には、初のフットウェアコレクションを発表し、さらなる進化を遂げています。

カナダグースは、10億ドルを超える売上を誇る、世界的に有名な高級アウターウェアブランドです。その製品は、多くのセレブリティにも愛用されており、ステータスシンボルとしての地位を確立しています。

ブランドロゴは、極地地図を囲む「CANADA GOOSE ARCTIC PROGRAM」の文字が特徴的で、一目でカナダグースとわかる高い認知度を誇っています。

カナダグースは、高品質な製品だけでなく、その製造工程にもこだわっています。カナダ国内での生産にこだわり、自社工場を維持することで、厳格な品質管理を行っています。

また、近年では持続可能性にも力を入れており、「HUMANATURE」プラットフォームを立ち上げ、環境保護と社会貢献活動に取り組んでいます。

2025年までに、製品の90%をリサイクル素材、オーガニック素材、または持続可能な素材で製造することを目標としています。また、2025年までに100%持続可能なパッケージを使用することを約束しています。さらに、動物愛護の観点から、製品における毛皮の使用を段階的に廃止しています。

カナダ・グースは、極寒地帯での防寒対策に特化した技術開発にも力を入れています。独自に開発したArctic Tech®などの生地は、極寒の地でも高い保温性を発揮します。

また、熱マッピング技術を活用することで、ウェアの各部位に必要な保温性と通気性を最適化し、快適な着心地を実現しています。

販売戦略においては、Eコマースや直営店を通じて、消費者に直接製品を販売することに重点を置いています。また、リコマース市場にも参入し、「カナダ・グース・ジェネレーションズ」というプログラムを通じて、商品の買取や中古品の再販を行っています。

環境負荷の低減にも積極的に取り組み、スコープ1および2の排出量を前年比で約45%削減しました。再生可能エネルギーへの投資や製造工場の改修など、様々な取り組みを行っています。

一方で、コヨーテの毛皮や羽毛の使用については、動物愛護団体から批判の声も上がっています。また、高級ブランドとしてのイメージと、持続可能性や倫理的な生産体制とのバランスをどのように取るかが、今後の課題と言えるでしょう。

近年では、持続可能性と循環型経済への取り組みを強化し、若い世代、特にZ世代の消費者へのアピールにも力を入れています。ソーシャルメディア戦略や、他のブランドとのコラボレーションなどを通じて、新たな顧客層を獲得しようとしています。

カナダ・グースは、高品質な製品と革新的な技術によって、世界を代表する高級アウターウェアブランドとしての地位を確立しました。これからも、その伝統を守りながら、持続可能性と倫理的な生産体制を追求することで、さらに多くの人々に愛されるブランドへと成長していくでしょう。

 

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クラグホッパーズ

クラグホッパーズ(Craghoppers)は、1965年にイギリスで創業したアウトドアウェアブランドです。創業以来、高品質で革新的なアウトドアウェアを提供することで、多くのアウトドア愛好家から支持されてきました。

クラグホッパーズは、イギリス国内で高いブランド認知度を誇り、アウトドアファッション愛好家の間では45%もの人がその名を知っています。

さらに、そのうち31%はクラグホッパーズの製品を愛用しており、高い顧客満足度を誇っています。近年では、業績も好調で、2020年には年間売上高が6,000万ポンドに迫り、その後も成長を続けています。

クラグホッパーズは、幅広いアウトドアウェアとギアを提供しています。1,000万足以上を売り上げたKiwiウォーキングパンツをはじめ、ソフトシェルジャケットや断熱ジャケット、シャツ、ベースレイヤー、そして帽子やスカーフなどのアクセサリーまで、様々な製品をラインナップしています。

さらに、近年ではフットウェアも展開し、総合的なアウトドアブランドへと成長を遂げています。

クラグホッパーズは、革新的な生地技術を開発することで、アウトドアウェアの機能性を向上させてきました。NosiLife®は、衣類に付着した虫を寄せ付けない防虫加工技術です。SolarShield®は、UPF40+のUVカット機能を備えた生地で、日焼けから肌を守ります。

AquaDry®は、防水性と透湿性を兼ね備えた素材で、雨天時でも快適に過ごすことができます。CO2Renu™は、大気中の二酸化炭素を吸収して作られた、環境に優しいフリース素材です。EcoShield DWRは、撥水性を高めることで、ウェアを濡れから守ります。

クラグホッパーズは、持続可能な社会の実現にも貢献しています。2013年には、ヨーロッパのアウトドアブランドが加盟する環境保護団体「ヨーロッパ・アウトドア・コンサベーション協会」に加盟しました。

2015年には、ペットボトルをリサイクルした素材を使用したフリースを発売しました。また、二酸化炭素を再利用したCO2Renu™コレクションを開発するなど、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

さらに、耐久性のある製品を製造し、ライフタイム保証を提供することで、製品の寿命を延ばし、廃棄物の削減にも貢献しています。

クラグホッパーズは、様々な企業や団体とのパートナーシップを通じて、その活動の幅を広げています。2008年には、サバイバルの専門家であるベア・グリルス氏と協力し、過酷な環境下でも耐えうるウェアを開発しました。

また、イングリッシュ・ヘリテッジと提携し、ストーンヘンジ・サイクル・チャレンジなどのイベントを後援しています。

さらに、ルワンダのチームにウェアを提供し、ダイアン・フォッシー・ゴリラ・ファンド・インターナショナルを支援するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

クラグホッパーズは、「This Is Our North」というインフルエンサーキャンペーンを展開するなど、ユニークなマーケティング戦略でブランドの認知度向上に努めています。

クラグホッパーズは、高品質な製品、革新的な技術、そして持続可能性への取り組みによって、世界中のアウトドア愛好家から支持されています。これからも、Craghoppersは、自然と調和したライフスタイルを提案し、人々をアウトドアの世界へと誘い続けるでしょう。

 

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モンクレール

モンクレール(Moncler )は、1952年にフランスで創業した高級アウトドアウェアブランドです。当初は、登山家や探検家のための、高品質なダウンジャケットを製造していました。ブランド名は、創業の地であるモネスティエ・ド・クレルモンの略称に由来しています。

モンクレールは、創業以来、高品質な素材と革新的な技術を駆使し、機能性とデザイン性を兼ね備えた製品を提供することで、世界中の人々を魅了してきました。

特に、軽量で保温性に優れたダウンジャケットは、ブランドのアイコンとして、多くのセレブリティやファッションリーダーに愛されています。

近年では、ダウンジャケットだけでなく、ベスト、レインコート、スウェットシャツ、ニットウェア、ポロシャツ、Tシャツ、パンツ、トレーニングウェア、アクセサリー、そしてシューズなど、幅広い製品を展開しています。

モンクレールは、持続可能性にも積極的に取り組んでおり、その活動は高く評価されています。ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスでは、5年連続で業界トップの座を維持しています。

2025年までに、リサイクル素材、オーガニック素材、または持続可能性が証明された素材を、製品の50%以上に使用することを目標としています。また、生産現場やサプライチェーンから出るナイロン生地の切れ端をリサイクルするプログラムも実施しています。

さらに、環境負荷を低減するための取り組みとして、「Born To Protect」サステナビリティプランを策定しました。このプランは、気候変動と生物多様性、循環型経済、責任ある調達、多様性の尊重、そして地域社会の支援という、5つの主要分野に焦点を当てています。

モンクレールは、2050年までに排出量ゼロを目指し、再生可能エネルギーの利用を推進しています。製品の長寿命化を図ることで、廃棄物の削減にも貢献しています。

原材料のトレーサビリティを確保し、サプライチェーン全体で社会および環境基準の向上に取り組んでいます。社内では、包括的な企業文化を育み、同一賃金制度を導入しています。

また、社会貢献活動にも積極的に参加し、寒さから弱い立場の人々を守る活動を行っています。

モンクレールは、3つの主要なコレクションを展開しています。「モンクレール・コレクション」は、都市生活と山岳地帯の両方で活躍する、モダンで洗練されたアイテムを揃えています。

「モンクレール・グルノーブル」は、スキーなどのウィンタースポーツに特化した、高機能なウェアやギアを提供しています。「モンクレール・ジーニアス」は、世界的に有名なデザイナーとのコラボレーションによる、革新的なコレクションです。

モンクレールは、世界中で高い人気を誇っています。2023年の収益は約30億ユーロに達し、前年比で17%増加しました。特にアジア市場での成長が著しく、2023年には30%の成長を記録しました。

モンクレールは、高品質な製品と革新的な技術、そして持続可能性への取り組みによって、高級アウトドアウェアブランドとしての地位を確立しました。

近年では、コラボレーションコレクションでLEDディスプレイなどの最先端技術を採用するなど、常に新しい試みを行っています。

モンクレールは、これからも高級ブランドとしての地位を維持しながら、環境問題や社会問題にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくでしょう。

 

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コトパクシ

コトパクシ(Cotopaxi)は、2014年にアメリカ・ユタ州で誕生した、新進気鋭のアウトドアブランドです。設立からわずか数年で、そのカラフルで個性的なデザインと、持続可能性、社会貢献への強いコミットメントによって、世界中のアウトドア愛好家から注目を集めています。

コトパクシは、近年目覚ましい成長を遂げています。2021年の売上高は5,500万ドルでしたが、2022年には1億400万ドルに達し、2倍近く増加しました。小売店舗も積極的に展開しており、2023年には店舗数を倍増させる計画です。

コトパクシの製品は、機能性とデザイン性を兼ね備え、環境にも配慮したものが多く、カラフルなバックパックはブランドのアイコン的存在です。また、高品質なダウンジャケット「Fuego」も人気商品です。その他にも、男性用・女性用のアウトドアウェア、トラベルギア、アクセサリーなど、幅広い製品を展開しています。

コトパクシの特徴の一つに、「デル・ディア」コレクションがあります。これは、工場で余った生地を使って、従業員が自由にデザインした一点物の製品です。世界に一つだけの個性的なデザインが人気を博し、コトパクシの代表的なコレクションとなっています。

コトパクシは、B Corporation™認証を取得しており、社会や環境への貢献を重視したビジネスを行っています。収益の最低1%を、貧困に苦しむ地域社会を支援する非営利団体に寄付することを誓約しており、これまでにコトパクシ財団を通じて330万ドル以上を寄付し、425万人以上の貧困層を支援してきました。

コトパクシは、革新的なプログラムを通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。リコマースプラットフォーム「Mas Vida」を立ち上げ、中古品の販売や修理サービスを提供することで、製品の寿命を延ばし、廃棄物を削減しています。

また、デッドストック生地を再利用するプログラムも拡大し、270万ヤード以上の生地を埋め立てから救いました。

コトパクシは、2028年までに500万人以上の貧困層を支援し、2045年までにネットゼロを達成するという、野心的な目標を掲げています。素材の選定や製品設計においても、循環型経済の考え方を重視し、環境負荷の低減に努めています。

コトパクシは、様々なブランドや団体と連携し、社会貢献活動にも積極的に参加しています。

瞑想アプリ「Headspace」との提携によるメンタルヘルス啓発活動、パフォーマンスブランド「Hoka」とのコラボレーションによる限定バッグコレクションの発売、若者向けの音楽フェスティバル「All Things Go」への参加、そして2024年のサンダンス映画祭の公式ジャケットスポンサーなど、その活動は多岐にわたります。

コトパクシは、革新的な製品デザイン、持続可能性への取り組み、そして社会貢献活動を通じて、アウトドア業界に新たな風を吹き込む存在です。そのカラフルで個性的な製品は、多くの人々に愛され、着実にファンを増やしています。

コトパクシは、これからも、地球環境と人々の暮らしを豊かにするために、様々な活動に取り組んでいくでしょう。

 

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まとめ

アウトドアウェアブランドの選定は、アクティビティや環境に応じた適切な装備を選ぶ上で非常に重要です。この記事では、25の人気アウトドアウェアブランドを厳選し、それぞれの特徴や魅力を紹介しました。これらのブランドは、機能性だけでなく、デザイン性や持続可能性にも配慮されており、アウトドア愛好者にとって欠かせない存在です。

まず、パタゴニアやザ・ノース・フェイス、アークテリクスといったブランドは、特に高い技術力と耐久性を誇り、厳しい環境下でも信頼できるパフォーマンスを発揮します。これらのブランドは、登山やトレッキングに最適な装備を提供するだけでなく、環境保護への取り組みも評価されています。

コロンビアやマーモット、サロモンなどは、カジュアルなデザインと機能性を兼ね備えた製品を展開しており、日常使いにも適しています。特にコロンビアは、アウトドアだけでなく、街中でも活躍するスタイルが人気です。

また、ブラック・ダイヤモンドやアウトドア・リサーチ、REI Co-opは、クライミングやスキーなど特定のアクティビティに特化した高性能なアイテムを提供しています。これらのブランドは、アスリートや愛好者からの信頼も厚く、専門的なニーズにも応えることができます。

一方、ヘリー・ハンセンやフェールラーベン、L.L.Beanは、特に寒冷地や湿潤環境での使用に適したウェアを展開しており、保温性や防水性に優れています。これらのブランドは、厳しい気候条件でも快適に過ごせる装備を提供しています。

さらに、カナダ・グースやモンクレールといった高級ブランドは、ファッション性と機能性を兼ね備えたダウンジャケットで人気を集めています。これらのブランドは、アウトドアアクティビティだけでなく、日常のスタイルにもマッチするため、多くのファンを持っています。

最後に、アウトドアウェアを選ぶ際は、自分のライフスタイルやニーズに合ったブランドやアイテムを選ぶことが重要です。この記事で紹介したブランドは、それぞれ異なる魅力を持っているため、自分にぴったりのウェアを見つける手助けとなるでしょう。アウトドアライフをより豊かにするために、ぜひこれらのブランドをチェックしてみてください。

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