香港ツウはココに泊まる！絶対に外さない宿泊エリア10選

「東洋の真珠」と称される香港。100万ドルの夜景、活気あふれるマーケット、そして近代的なビル群と伝統的な寺院が織りなす独特の景観は、世界中の旅行者を魅了してやみません。

初めて香港を訪れる方はもちろん、リピーターの方も、滞在エリア選びに迷ってしまうことはありませんか？

賑やかな繁華街でショッピングやグルメを楽しみたい！ローカルな雰囲気に浸りたい！アクセス重視で観光に便利な場所が良い！など、旅行の目的やスタイルは人それぞれ。

そこで今回は、香港ツウが選ぶ、絶対に外さない宿泊エリアを10ヶ所厳選しました。定番のエリアから、近年注目を集める穴場エリアまで、それぞれの魅力を徹底的にご紹介します。

今回ご紹介するエリアはこちら！

• 中環（Central）: 香港島の中心部。ビジネス街でありながら、主要な観光スポットへのアクセスも抜群です。
• 尖沙咀（Tsim Sha Tsui）: 九龍半島の南端に位置する、観光の拠点として最適なエリア。
• 銅鑼湾（Causeway Bay）: ショッピング天国！巨大ショッピングモールからローカルなマーケットまで楽しめます。
• 旺角（Mong Kok）: エネルギー溢れる、香港で最も人口密度の高いエリア。
• 湾仔（Wan Chai）: 歴史的建造物と近代的なビルが共存する、新旧の香港が融合したエリア。
• 上環（Sheung Wan）: レトロな街並みが魅力的な、昔ながらの香港を感じられるエリア。
• 西営盤（Sai Ying Pun）: アートスポットやおしゃれなカフェが集まる、近年注目のエリア。
• 深水埗（Sham Shui Po）: ディープな香港を体験したいならココ！ローカルマーケットやB級グルメが楽しめます。
• 蘭桂坊（Lan Kwai Fong）: 香港のナイトライフの中心地。バーやクラブが集まる、エネルギッシュなエリア。
• ソーホー（SoHo）: アートギャラリーやおしゃれなバーが集まる、洗練された大人の雰囲気漂うエリア。

それぞれのエリアの雰囲気、見どころ、宿泊施設、そしておすすめポイントを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にして、あなたにとって最高の香港滞在を実現してください。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Hong Kong 🇭🇰 香港 Travel | Hotels | Food | Tips(@hongkong.explore)がシェアした投稿

中環（Central）は、香港島北部に位置する、まさに香港の中心と言えるエリアです。ビジネス、文化、観光の中心地として、常に活気に満ち溢れています。

まず、セントラルへのアクセスは非常に便利で、MTR（地下鉄）やトラム、フェリーなど、様々な交通手段を利用できます。中でも、セントラルと九龍半島のチムサーチョイを結ぶスターフェリーは、香港のシンボル的な存在です。ビクトリアハーバーの美しい景色を眺めながら、快適な船旅を楽しむことができます。

そして、セントラルには、多くの観光スポットがあります。香港で最も有名な展望スポット、ビクトリア・ピークへは、ピーク・トラムで簡単にアクセスできます。再開発された歴史的建造物、タイクーンには、アートギャラリーやレストラン、ショップなどが入っており、おしゃれな雰囲気の中で散策を楽しむことができます。

都会のオアシス、香港公園では、緑豊かな自然の中でリラックスできます。鳥園、茶屋、温室などもあり、見どころ満載です。学問と戦争の神を祀る文廟は、歴史を感じられるスポットです。

さらに、セントラルは、食の楽しみも豊富です。ミシュランの星を獲得した高級レストランから、地元で人気の食堂まで、様々な選択肢があります。革新的な広東料理を提供するHo Lee Fookは、近年注目を集めているレストランです。夜は、高級バーやクラブで賑わい、Lockdownのような隠れ家的なバーも人気です。ランカイフォンは、香港を代表するナイトライフスポットとして知られています。

また、ショッピングを楽しむなら、IFCモールやランドマークなどの高級ショッピングモールがおすすめです。高級ブランドから、お土産にぴったりの雑貨まで、何でも揃います。グラハム・ストリートなどのエリアには、ストリートマーケットや地元のお店が並び、掘り出し物が見つかるかもしれません。

ちなみに、セントラルは、香港のビジネスと金融の中心地でもあります。多くの国際企業や銀行の本社が立ち並び、HSBCビルや中国銀行タワーなどの象徴的な高層ビルも見ることができます。

宿泊施設も充実しており、フォーシーズンズホテル香港など、ラグジュアリーなホテルで、快適な滞在を楽しむことができます。

加えて、セントラルは、近代的な高層ビルと植民地時代の建物が混在する、独特な景観を持つエリアです。世界最長の屋外エスカレーターシステム、セントラル-ミッドレベルズ・エスカレーターも、セントラルならではの光景です。

最後に、セントラルは、安全で清潔なエリアとしても知られています。観光客でも安心して過ごすことができます。

尖沙咀（チムサーチョイ）

銅鑼湾（Causeway Bay）は、香港島北部に位置する、活気あふれるショッピングとエンターテイメントの中心地です。観光客に様々な魅力を提供する、まさに香港を代表するエリアと言えるでしょう。

まず、コーズウェイ・ベイは、ショッピング好きにはたまらないエリアです。タイムズスクエア香港は、200以上の店舗と30の飲食店が入る、16階建ての巨大ショッピングモールです。

香港そごうは、16階建ての日本式デパートで、日本の商品はもちろん、様々なブランドの商品を購入できます。ジャーディンズ・クレセント・ストリートマーケットは、手頃な価格のファッションブランドが揃うオープンマーケットです。

地元デザイナーによるユニークなファッションや、韓国、日本のファッションアイテムを探したいなら、アイランド・ビバリー・ショッピングセンターがおすすめです。

そして、コーズウェイ・ベイでは、食の楽しみも豊富です。高級レストランから地元の食堂まで、様々なジャンルの料理を楽しむことができます。リトル・バオ・ダイナー、ピザ・マル、ザ・ドランクン・ポット、カンポングなど、人気レストランも数多くあります。ミシュランの星を獲得したレストラン、ホー・フン・キー粥＆麺では、本格的な香港の味を堪能できます。

さらに、コーズウェイ・ベイには、観光スポットも点在しています。香港島最大の公園、ビクトリア公園は、緑豊かな都会のオアシスです。毎日正午に発射される歴史的な海軍の大砲、正午の大砲も見逃せません。近代的な建築物としても有名な香港中央図書館も、訪れてみる価値があります。

コーズウェイ・ベイへのアクセスは、非常に便利です。MTRのコーズウェイ・ベイ駅はもちろん、トラムやバスも利用できます。また、歩行者専用の道路も多く、歩きやすいエリアです。

コーズウェイ・ベイは、常に活気に満ち溢れています。夜にはネオンサインが輝き、賑やかな雰囲気に包まれます。近代的な高層ビルと古い建物が混在しており、新旧の香港が融合した独特の景観を楽しむことができます。

もちろん、コーズウェイ・ベイは、観光客にとって安全なエリアです。街は清潔でよく整備されており、快適に過ごすことができます。

宿泊施設も、高級ホテルからリーズナブルなホテルまで、様々な選択肢があります。

コーズウェイ・ベイは、観光客向けのエリアでありながら、地元の人々の生活も垣間見ることができます。生鮮市場や伝統的なお店など、ローカルな雰囲気を楽しむこともできます。

旺角（Mong Kok）は、九龍の油尖旺地区に位置する、活気あふれるエリアです。観光地化されたエリアとは一味違う、ローカルな香港を体験したい方にぴったりの場所です。

まず、モンコックは、様々なマーケットが集まるエリアとして知られています。衣類、アクセサリー、お土産などを扱うレディース・マーケットは、観光客にも人気のスポットです。

色とりどりの花が並ぶ花市場、観賞魚やペットを専門とする金魚市場など、ユニークなマーケットもあります。スニーカー好きなら、スポーツシューズやスポーツウェアのショップが集まるスニーカー・ストリート（花園街）がおすすめです。もちろん、ランガム・プレイスのような、国際的なブランドが集まる近代的なショッピングモールもあります。

そして、モンコックは、ストリートフードの宝庫でもあります。エッグワッフル、魚団子、臭豆腐など、香港ならではのB級グルメを味わうことができます。地元の食堂やレストランでは、本格的な広東料理を楽しむこともできます。ディム・ディム・サム（Dim Dim Sum）、カム・ワー・カフェ（Kam Wah Cafe）、オーストラリア・デイリー・カンパニー（Australia Dairy Company）など、地元で人気の飲食店も数多くあります。

モンコックへのアクセスは、非常に便利です。MTRのモンコック駅、モンコック・イースト駅、プリンス・エドワード駅の3駅が利用できます。また、バスやミニバスも充実しているので、移動に困ることはありません。

モンコックは、常に活気に満ち溢れています。ネオンサインが輝く街並みは、まさに香港のイメージそのものです。世界でも有数の人口密度を誇るエリアなので、エネルギーに満ちた都会の雰囲気を体感できます。

宿泊施設は、セントラルやチムサーチョイなどのエリアに比べて、リーズナブルな価格帯のものが多く、予算を重視する旅行者に最適です。

モンコックでは、地元の人々の生活を身近に感じることができます。伝統的な商店や家族経営のレストランも多く、ローカルな雰囲気を満喫できます。

一般的に、モンコックは安全なエリアですが、人混みが多いので、スリなどの被害には注意が必要です。また、ピーク時には交通量が多くなるので、注意してください。

モンコックは、尖沙咀（チムサーチョイ）や油麻地（ヤウマテイ）などの観光エリアにも近接しています。徒歩圏内には、テンプル・ストリート・ナイト・マーケットもあります。

カラオケや地元の人が集まるバーなど、ナイトライフも楽しめます。街中では、大道芸人がパフォーマンスをしている姿も見かけることがあります。

モンコックは、観光客に、活気があり、手頃な価格で、そして本物の香港体験を提供してくれるエリアです。地元の文化に浸り、屋台や市場を楽しみ、香港のエネルギーを感じたい方に最適です。他の観光エリアに比べると洗練されていない部分もあるかもしれませんが、ローカルな体験を求める旅行者には、忘れられない思い出となるでしょう。

湾仔（Wan Chai）は、香港島の中心部に位置し、セントラルとコーズウェイベイに挟まれたエリアです。伝統とモダンが融合した独特の雰囲気を持ち、観光客に多様な魅力を提供しています。

まず、ワンチャイへのアクセスは非常に便利で、MTRのワンチャイ駅、トラム、バス、フェリーなど、様々な交通手段を利用できます。香港島内はもちろん、九龍半島へのアクセスも良好です。

ワンチャイには、様々な見どころがあります。国際的なイベントが開催される香港会議展覧センターは、ワンチャイのランドマーク的存在です。歴史的な建造物、ブルーハウス群は、写真スポットとしても人気です。

季節ごとの装飾で彩られるリー・トン・アベニューは、ショッピングを楽しむのに最適な通りです。パク・タイ寺院とフン・シン寺院は、歴史ある寺院で、香港の文化や歴史に触れることができます。スターストリート地区は、おしゃれなブティックやレストランが集まる、近年人気のエリアです。

そして、ワンチャイはグルメも充実しています。地元の食堂から高級レストランまで、様々な選択肢があり、食通をもうならせます。ベトナム料理のレ・ギャルソン・サイゴン、タイ料理のサムセン、イタリア料理のピラータなど、多国籍料理も楽しめます。

ロックハート・ロードには、活気のあるバーが軒を連ねています。毎週水曜日に開催される「ワンチャイ・ウェンズデイ」には、多くの人で賑わいます。スターストリート地区にも、おしゃれなバーやレストランが集まっています。

さらに、ワンチャイはショッピングも楽しめます。ワンチャイ・マーケットは、生鮮食品を扱う伝統的な青空市場です。スプリング・ガーデン・レーンは、衣料品や雑貨がお手頃価格で購入できることで有名です。

スターストリート地区には、ブティックやライフスタイルショップが軒を連ねています。高級ブランドのショッピングを楽しむなら、ザ・ランドマークを訪れてみましょう。

ワンチャイでは、文化的な体験もできます。香港アートセンターでは、展覧会やパフォーマンス、映画上映会などが開催されています。カップルに人気のハイキングコース、恋人たちの岩もおすすめです。緑豊かな遊歩道、ボーエン・ロードを散策すれば、美しい景色を眺めながらリフレッシュできます。

ワンチャイは、新旧の香港が融合したエリアです。地元の文化や伝統が残る一方で、近代的な開発も進み、流行のショップも増えています。

観光客にとって安全なエリアで、街は清潔に保たれています。宿泊施設は、高級ホテルからリーズナブルなホテルまで、様々な選択肢があります。

上環（Sheung Wan）は、香港島北西部に位置する、歴史と文化が色濃く残るエリアです。セントラルや西営盤に隣接し、昔ながらの香港の雰囲気を味わいたい観光客に人気のエリアです。

まず、上環へのアクセスは、MTRの上環駅、トラム、フェリーなど、様々な交通手段で簡単に行けます。香港・マカオフェリーターミナルもあるので、マカオへの旅行を考えている方にも便利です。

上環には、歴史的な建造物や文化施設が数多くあります。1847年に建てられた文廟は、香港最古の寺院のひとつです。エドワード朝様式の建物であるウェスタンマーケットは、手工芸品や織物を扱うお店が軒を連ねています。

アンティークや骨董品に興味がある方は、キャットストリート（アッパー・ラッシャー・ロウ）を訪れてみましょう。香港最古の通りのひとつ、ハリウッドロードには、アートギャラリーやアンティークショップが並んでいます。

PMQは、元警察官の宿舎を改装したクリエイティブな空間で、おしゃれなショップやカフェが入っています。干し海鮮街では、伝統的な中華料理の食材を見ることができます。

また、上環では、様々な文化体験ができます。孫文歴史トレイルを辿れば、中華民国の建国の父、孫文にゆかりのある場所を巡ることができます。香港医学博物館では、中国医学と西洋医学の歴史について学ぶことができます。リッチビューテラスには、活気あふれるストリートアートが描かれています。

さらに、上環はグルメも充実しています。地元の食堂から高級レストランまで、様々な選択肢があります。日本の焼き鳥が楽しめるYardbird、タイ料理のChachawan、フランス料理のニッサ・ラ・ベラ（Nissa la Bella）など、人気レストランも数多くあります。SoHoエリアには、おしゃれなカクテルラウンジやワインバーが集まっています。

ショッピングを楽しむなら、キャットストリートでアンティークや骨董品を探したり、タイ・ピン・シャン・ストリート（Tai Ping Shan Street）で個性的なギャラリーやライフスタイルショップを巡ったり、ゴフ・ストリート（Gough Street）でトレンディなブティックを見て回ったりするのも良いでしょう。

上環は、新旧の香港が融合した独特の雰囲気を持つエリアです。伝統的な文化を残しつつ、現代的なトレンドも取り入れています。

宿泊施設は、ザ・フィゴやザ・マーサー香港のようなブティックホテルなど、様々な選択肢があります。

西営盤（Sai Ying Pun）は、香港島西部に位置する、歴史とモダンが融合した魅力的なエリアです。セントラルからMTRでわずか2駅というアクセスの良さながら、昔ながらの香港の面影を残す街並みは、近年注目を集めています。

西営盤という地名は、1880年代にこの地に英国軍の野営地があったことに由来します。香港で最初に開発されたエリアのひとつであり、ファースト・ストリート、セカンド・ストリートといった通り名が、その歴史を物語っています。

西営盤には、見どころがたくさんあります。チョン・チウ・ストリートとキ・リン・レーン沿いには、アート・レーンと呼ばれるエリアがあり、カラフルな壁画やアート作品を楽しむことができます。

ウォーターフロントに広がる孫文記念公園は、スポーツ施設や緑地があり、市民の憩いの場となっています。植民地時代の建築様式が美しいサイ・イン・プン・コミュニティ・コンプレックスは、現在はコミュニティセンターとして利用されています。センター・ストリート・エスカレーター・リンクは、高低差のある西営盤を移動するのに便利なエスカレーターです。

また、西営盤は「ミニSOHO」と呼ばれるほど、おしゃれなレストランやバーが集まるエリアでもあります。ブランチやシーフードが人気のCATCH.、シェアプレートと自然派ワインを提供するBrut!、牛肉、チーズ、ワインが楽しめるフェザー・アンド・ボーン（Feather & Bone）、コーヒー好きに人気のウィンストン・コーヒー（Winston Coffee）など、個性的なお店が軒を連ねています。

西営盤では、伝統的なマーケットとモダンなショップが共存しています。地元の生鮮食品を扱うサイインパン・マーケットは、朝早くから夜遅くまで営業しています。

香港発の製品を扱うホームウェアとライフスタイルのショップ、ソーン・アンド・バロウもおすすめです。西洋スタイルのレストランやカフェの隣に、伝統的な干し魚介類のお店があるなど、新旧が入り混じった街並みも魅力です。

西営盤へのアクセスは、MTRの西営盤駅、バス、ミニバスなど、公共交通機関が充実しています。坂道が多いエリアですが、センターストリートのエスカレーターを利用すれば、楽に移動できます。

西営盤は、古き良き時代の魅力と現代的な都市生活が調和したエリアです。伝統的な建物や文化を残しつつ、新しいお店や施設も増え、活気のある街へと変化を続けています。

宿泊施設は、ブティックホテルやサービスアパートメントなど、様々なタイプがあります。

深水埗（Sham Shui Po）は、九龍半島北西部に位置する、古き良き香港の雰囲気を色濃く残すエリアです。1970年代の面影を残す街並みは、どこか懐かしさを感じさせ、近年では、ノスタルジックな香港を求める観光客に人気を集めています。

深水埗には、様々な魅力があります。まず、アプリアウ・ストリート・フリーマーケットは、電化製品やガジェット好きにはたまらない場所です。

ゴールデン・コンピュータ・センターも、パソコンや周辺機器を扱う店が集まるエリアとして有名です。街中には、壁画やアート作品が点在しており、有名なマン・フォン・ビルディングの壁画は、ぜひ写真に収めたいスポットです。

歴史を感じたい方は、1920年代に建てられた質屋、ペイ・ホー・ストリート58番地や、グレード2の歴史的建造物に指定されているイー・クック・ストリート170番地を訪れてみましょう。

関帝廟、三台仔廟、白坳天后宮などの寺院も、歴史を感じられるスポットです。博物館も充実しており、梅屋古厝や雷姓一族の墓博物館など、興味深い展示を見ることができます。

そして、深水埗は、グルメの街でもあります。ミシュランガイドにも掲載されている点心専門店、ティム・ホー・ワンは、ぜひ訪れたいお店のひとつです。

屋台料理も人気で、ホップ・イック・タイのチャンファン（ライスヌードルロール）や、ブロック18・ドギーズ・ヌードルは、地元の人々にも愛されています。

ラウ・サム・キーのバンブー・ヌードルや、クン・ウォー・トーフ・ファクトリーの豆腐料理など、伝統的なレストランもおすすめです。屋外フード・スタンドのオイ・マン・サングでは、ローカルな雰囲気の中で食事を楽しめます。

デザートには、サン・ルン・ケーキ・ショップの伝統的なお菓子や、ハーツ・デザートのスイーツがおすすめです。

さらに、深水埗には、Vinyl Heroという有名なレコード店があります。膨大なレコードコレクションは、音楽好きにはたまりません。アートギャラリーやクリエイティブスペースも点在しており、アート好きな方にもおすすめです。生地や電化製品、地元の特産品などを扱う伝統的な市場も、深水埗ならではの魅力です。

深水埗へのアクセスは、MTRの深水埗駅やバス路線が利用でき、便利です。アプルイ・ストリートなど、歩行者天国になっているエリアもあるので、歩きながら街の雰囲気を楽しむことができます。

深水埗は、新旧の香港が融合したエリアです。活気のある通りやネオンサイン、伝統的な商店とトレンディなカフェ、アートスペースなどが混在し、独特の雰囲気を作り出しています。香港の洗練された観光エリアとは違う、ローカルな体験ができるのも魅力です。

深水埗は、一般的に安全なエリアですが、香港の中でも貧困地区のひとつとされています。そのため、特に混雑した場所では、持ち物に注意するなど、基本的な防犯対策は必要です。

蘭桂坊（Lan Kwai Fong）は、香港島セントラル地区にある、狭い路地裏に広がるナイトライフの中心地です。ダギラ通りとウィンダム通りの間に位置し、ハリウッドロードの南側にあります。「ランカイフォン」という名前は、広東語で「蘭の広場」を意味します。

このエリアの特徴は、なんと言ってもその活気あふれるナイトライフです。90軒以上のバー、レストラン、クラブが軒を連ね、夜遅くまで多くの人で賑わいます。特に週末やハロウィン、クリスマス、大晦日などのイベント時には、さらに多くの人々が集まり、熱気に包まれます。

ランカイフォンでは、ストリートフードから高級レストランまで、様々なジャンルの料理を楽しむことができます。地元の人々だけでなく、外国人駐在員や観光客も多く訪れるため、国際色豊かな雰囲気も魅力です。

ランカイフォンには、いくつかの人気スポットがあります。アイアン・フェアリーズは、アイアンをモチーフにした内装とジャズの生演奏が楽しめるユニークなバーです。観光客に人気のアクティビティとして、ラン・カイフォン・バー・クロールがあります。ガイドと一緒に、エリア内の複数のバーを巡るツアーで、ランカイフォンのナイトライフを満喫できます。

ランカイフォンを訪れるなら、ハッピーアワーを狙うのがおすすめです。通常午後5時から9時頃まで、ドリンクやフードが割引価格で提供されます。週末は特に混雑し、金曜日が最も賑わいます。

ドリンクの価格は、ビール1杯が5～6.5米ドル程度ですが、お店や時間帯によって異なります。バー・クロールツアーは、3時間で約12米ドルです。

ランカイフォンへは、MTRセントラル駅（出口D1）が最寄り駅です。公共交通機関が発達しているので、アクセスは便利です。ただし、狭い通りや階段が多いので、移動に不安のある方は注意が必要です。

ランカイフォンは、一般的に安全なエリアですが、人通りが多いので、特に夜間はスリなどの被害に遭わないよう、注意が必要です。また、香港の他のエリアに比べて物価が高い点は、考慮しておきましょう。

ランカイフォンは、香港のナイトライフを体験したい方にはぴったりの場所です。活気のある雰囲気、多様な料理、そして国際色豊かな文化を楽しむことができます。しかし、静かな滞在を希望する方や、予算を抑えたい方には、あまり向いていないかもしれません。

ソーホー（SoHo）は、香港島の中環（セントラル）地区に位置する、歴史とモダンが融合した魅力的なエリアです。「ハリウッド・ロードの南」という意味を持つこのエリアは、石畳の路地や歴史的な建造物、そしてトレンディなショップやレストランが混在し、独特の雰囲気を醸し出しています。

ソーホーには、様々な見どころがあります。まず、世界最長の屋外エスカレーターであるミッドレベルズ・エスカレーターは、ソーホー散策に欠かせない存在です。

PMQは、元警察宿舎を改装した複合施設で、工芸品やデザインブティック、ファッションストア、カフェ、レストランなどが入っています。同じく歴史的建造物を利用したタイクーンは、アートとカルチャーの発信地として、ギャラリーやショップ、レストランが集まっています。

ハリウッドロードは、アンティークギャラリーや専門店が軒を連ねる通りです。骨董品や美術品に興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。

グラハムストリートマーケットは、新鮮な食材を扱う市場として有名です。マンモーテンプルは、地元の人々が多く訪れる寺院で、線香の煙が立ち込める独特の雰囲気を体験できます。孫文記念館は、中国革命の父、孫文の香港での活動を紹介する博物館です。

ソーホーは、グルメの街としても知られています。国際色豊かなレストランが集まり、様々な国の料理を楽しむことができます。中でも、グレアム・ストリートにあるパブ、ザ・グローブは、豊富な種類のエールビールが自慢です。

ビール好きなら、こじんまりとした人気店、99 Bottlesもおすすめです。こだわりのカクテルを味わいたいなら、隠れ家的なバー、ザ・ポエットを訪れてみましょう。

アート好きには、ハリウッドロード沿いに集まるアートギャラリーがおすすめです。3月には、世界最大級のアートフェア、アートバーゼルも開催されます。

ソーホーへのアクセスは、MTRセントラル駅が最寄り駅です。バスやトラムも利用できます。起伏の多い地形ですが、ミッドレベルズ・エスカレーターを使えば、楽に移動できます。

ソーホーは、迷路のような路地や、魅力的なスポットが点在するエリアです。伝統的な市場とトレンディなバーやレストランが共存し、新旧の香港の魅力を同時に感じることができます。

まとめ

香港という都市の魅力は、その重層的な表情にあります。伝統と革新、東洋と西洋、喧騒と静寂―これらの要素が見事に調和し、唯一無二の都市景観を生み出しています。本記事で紹介した10のエリアは、それぞれがその調和を異なる形で体現しています。

高層ビル群が林立する中環や、ショッピングの聖地である銅鑼湾、庶民の活気に満ちた旺角、そして歴史的な趣を残す上環まで、各エリアには独自の個性があります。特に、近年では西営盤やソーホーといったエリアで、若いクリエイターたちによる新しい文化的な動きも生まれており、香港の街としての奥行きをさらに深めています。

宿泊先を選ぶ際は、滞在目的やスタイルに合わせて検討することをお勧めします。ビジネス目的なら中環や湾仔、買い物目的なら尖沙咀や銅鑼湾、ローカルな雰囲気を楽しみたいなら深水埗、ナイトライフを満喫したいなら蘭桂坊やソーホーといった具合です。

どのエリアを選んでも、効率的な公共交通機関網により、他のエリアへのアクセスは非常に便利です。これも、コンパクトながら密度の高い香港ならではの特徴と言えるでしょう。

最後に強調したいのは、香港という都市の持つ多様性です。ミシュラン星付きレストランから路上の屋台まで、超高層ビルから歴史的な建造物まで、高級ブランド店からローカルマーケットまで―相反するものが共存し、それが独特の魅力となっているのです。あなたの香港での滞在が、この驚くべき多様性を存分に味わう素晴らしい機会となることを願っています。

大人旅2泊3日夫婦で楽しむ香港